下総層群 東谷層の化石【キララガイ】 | 関東化石採集の旅

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皆様、こんばんは。
台風18号が近づいてきていますね。
今のところ進路がハッキリしていませんが、できれば関東地方には来て欲しくは無いものです。天気予報によると今週末の三連休に本州付近に到達する予報円なっていましたからねぇ~


さて、今夜からは題名のとおり下総層群 東谷層の化石を新連載します。
いちじくさんは、この産地の上部層から産出した貝化石を中心にブログ記事を掲載していましたが、私は下部層から産出した貝化石を中心に記事を構成していく予定です。





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クルミガイ科
和名:キララガイ
学名:Acila(Truncacila)insignis(Gould,1861)
殻長:18.02mm
殻高:16.05mm
産地:千葉県君津市
特徴:殻は楕円形で小型。膨らみは弱い。殻質は普通。耳状突起は無く、殻表には分岐した特徴的な放射肋を有する。内面の腹縁は成貝では刻まれない。
現生種は、北海道から本州東北と日本海の水深5m~200mの泥底に生息。



ゴイサギガイの密集層から採集しました。
内面の真珠層が綺麗な標本です。
とても、約40万年前の化石とは思えませんね。
この1個体だけしか採集していません。
この産地では極稀にしか産出しない種類のようです。