沼層の化石 【 コシロガイ 】 | 関東化石採集の旅

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珍しく1週間連続で更新しています。
沼層の化石シリーズ第七段!
本日も合弁二枚貝です。
昨日の【 ミミエガイ 】に類似していますが、違う種類です。
久しぶりにマニアックな貝化石ブログの真骨頂を披露します!(笑)



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フネガイ科
和名 : コシロガイ
学名 : Acar plicata ( Dillwyn , 1817 )
殻長 : 19.37mm
殻高 : 13.91mm
殻幅 : 11.62mm
産地 : 千葉県館山市正木 ( 平久里川 右岸 )
特徴 : 殻は前後に長い箱形で小型。良く膨らむ。前縁は丸く、後端はやや細まり、斜めに裁断状。周縁は曲線を描き、後端隅は尖る。殻表は放射肋と同心円肋か交わり、粗い布目状、後部では多少鱗状突起になる。
現生種は、北海道南部以南、インド洋の潮間帯~水深20mの礫に付着して生息。




殻表の拡大画像

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※ 昨日の『 ミミエガイ 』に類似していますが、殻表の放射の本数が少なく、太いことと、後端隅の尖りがより強いです。

沼層のこの個体が初採集標本です。

この化石も珊瑚化石を洗っている時に泥の中から出てきました。
石灰藻さんの気持ちが少しだけ分かりました!(笑)



北海道の皆様には笑われてしまいそうですが、毎日寒い日が続いています。((+_+))
雪は降りませんでしたが、化石を洗っている水がとても冷たく、霜焼けになりそうです。しかも、洗った化石がなかなか乾きませんし、木工用ボンドで欠けた部分を張り付けても寒さでボンドが乾かずに次の作業に移るのに時間がかかってしまいます。
冬はクリーニング作業が進まないものなんですね!



では、また、明日!(^-^)/