掛川周辺の化石 【 Serpulorbis sp. 】 | 関東化石採集の旅

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今日は、ちょっと遅れて、いちじくさんとのプチコラボです!
大晦日の採集時に大日層から初めて採集しました。
しかし、シルト層から産出するとは…
いったい何に付着をしていたのでしょうか?
大日層が堆積した当時の古環境は、現在の遠州灘と地形的には余り変化が無いようですから、近隣に岩礁帯があったとは思えないのですが…




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ムカデガイ科
学名 : Serpulorbis sp.
殻径 : 10.26mm
産地 : 静岡県袋井市宇刈字中村
産出頻度 : 運
特徴 : 形状は不定形。殻表の装飾は細い螺肋が10本程度あり、螺肋の上面は凹凸が激しい。殻口は円形となる。

※ トグロを巻いている部分は、地表面に出ており殻が腐食していてボロボロだったため、採集時にほぼ無くなってしまいました。




殻表の拡大画像

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※ 螺肋の構造を見ると『 オオヘビガイ Serpulorbis imbricatus ( Dunker , 1860 ) 』より本数が少ないようにみえます。



このムカデガイ科の化石を特定するのは、なかなか難しいですね!
┐(´д`)┌