飯岡層の化石 【ダイオウスナメガイ】 | 関東化石採集の旅

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皆様、こんばんは。
今日も殻が剥がれた標本です。

なお、本日の化石は今のところ1個体しか採集していません。




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スナメガイ科
和名 : ダイオウスナメガイ
学名 : Cetoconcha japonica Habe, 1952
殻長 : 39.78mm
殻高 : 25.98mm
産出頻度 : 稀
完品採集率 : 10%以下
特徴 : 殻は薄く、右左に良く膨れた卵円形で、殻頂の後に短い外靭帯がある。後端はやや裁断状で僅かに嘴状を呈する。殻表は灰色で、黄味を帯びた殻皮を被り、僅かに棘状になった小顆粒が、ほぼ放射状に密布しているので、表面は粗造、内面は鈍い真珠光沢がある。右殻釦板に小さい歯が1つあり、小さい殻帯を伴う靭帯がある。



現世種は、北海道~四国沖、水深200~650mに生息。


殻はほとんど残存していませんが、画像を良く見ると殻内面の真珠光沢が残存しています。


他の化石産地では採集できない珍しい種類なので、保存状態は良くありませんが掲載を致しました。
毎度のハゲハゲ化石で申し訳ありません。自分のクリーニング技術の未熟さを思い知らされる産地です。
m(__)m