飯岡層の化石 【 リュウグウハゴロモ 】 | 関東化石採集の旅

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皆様、こんばんは。
埼玉は連日の雨模様です。
ジメジメしていて、毎日が不快ですね!
喜んでいるのは畑の雑草だけじゃないのかな?(笑)


さて、本日の『飯岡層の化石』 第2回目にして、早くも御見苦しい標本の登場です。殻が薄くて剥げ易い二枚貝のため掲載する標本は…
現地で何個体潰したか… (´д`|||)


いちじくさんも浪士さんも経験していると思います。




【 第1標本 】

イメージ 1

リュウグウハゴロモガイ科
和名 : リュウグウハゴロモ
学名 : Periploma ( Takashia ) plane (Ozaki.1958)
殻長 : 52.58mm
殻高 : 42.93mm
産出頻度 : 少
完品採集率 : 10%以下
特徴 : 殻は薄質、卵形、両端は狭く開きほぼ等殻であるが、左殻が僅かに小さい。殻頂は後方1/3ぐらいの所にあり、後傾し、裂け目がある。後端は裁断状、殻頂から後腹隅に走る稜から後域は生息時には縮み状の殻皮を被っている。釦板に歯はない。弾帯受けは前腹縁の方に向いていて、短いが強い支板をもつ。また心臓形の殻帯をもつ。套湾入はかなり深い。


現世種は、相模湾~東シナ海、水深200~1200mに生息。


※ なお、完品採集率は私独自の判断によるものです。(笑)






【 第2標本 】

イメージ 2


殻長 : 36.93mm
殻高 : 26.93mm





第2標本の採集時には殻が100%残っていたのですが、家に帰って新聞紙の包みを開けたら、殻が剥がれて御覧のとおりです。(*ToT)



やはり、深海性の二枚貝だけに栄養不足なのか?殻が薄い種類が多いですね。



産出頻度は、それほど低くは無いので、何個体も採集していれば、何時かは良い標本に出会えると思います。
地道に採集ですね!(^_^)

では、また!