飯岡層の化石 【カゲロウソデガイ】 | 関東化石採集の旅

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飯岡層の化石マニアの方々 (笑)
お待たせ致しました!
本日より、私が採集した標本を連続掲載致します。

なお、連載に当たり、一部、お見苦しい標本もございますが、笑って許して下さい。




イメージ 1

ロウバイガイ科
和名 : カゲロウソデガイ
学名 : Nuculana ( Tenuileda ) ikebei ( Suzuki & Kanehara, 1936 )
殻長 : 17.74mm
殻高 : 7.71mm
産出頻度 : 運
特徴 : 殻は偏平、薄質、殻頂はほとんど突出しない。殻表は平滑。歯は小さく多い。後部内面に入出水管を分ける褶がない。




現世種は、鹿島灘から相模湾の水深500~1000mの泥底に生息。



『ロウバイ』に類似していますが、現世種が日本海にしか生息していないため、『カゲロウソデガイ』と鑑定いたしました。現時点では、この1個体しか採集していません。
パッと見は、地味で小さな二枚貝ですが、現世種の生息水深に驚きです!
また、現世種の生息地域もとても限定的であることから、珍しい部類の貝化石だと思います。


次回もお楽しみに!(^-^)/