君津周辺の化石 現地報告 | 関東化石採集の旅

関東化石採集の旅

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皆様、こんばんは。(^-^)/
今日は4月6日(日) の化石採集会 後編です。
私とみたらしさんは、午前中の木更津市畑沢を後にして、午後は君津市東日笠で上総層群 梅ヶ瀬層 で化石採集をしようとなりました。
ちなみに私は、この産地は初めてです。
みたらしさんに案内されて、現地に辿り着くと天候が急激に悪化してきました。
雨が降ったり、止んだりです。



イメージ 1


化石産地は、この小糸川の川床の両脇にある露頭です。

それにしても上総層群 梅ヶ瀬層は硬い!
なかなか上手く、化石を採集できません。
しかも、2日連日の化石採集で私の体力は消耗しており、ハンマーを振るう右手に力が入りません。(最近は軟弱な第四紀層ばかりを相手にしていたので……)

仕方がないので崩れ落ちた露頭の土をバケツにすくってフルイを使っての化石採集に切り替えました。(みたらしさんは、ガンガン露頭を叩いていましたが…)

午後4時を回ったあたりで、雨が 雨 どんどん激しくなってきました。採集の成果もあったことから、ここで2日間の化石採集はストップ!

化石をバケツに積めて慌てて帰路に付きました。


採集の成果ですが、以下の画像のとおりです。
この産地で一般的に採集されるものばかりですが…


最後の画像の貝化石は珍しいですよ!
私も初めて見ました。( ; ゜Д゜)
みたらしさんからの要望もあり、早々にブログ掲載させて頂きます。





イメージ 2


和名 : ヒタチオビの一種
学名 : Fulgoraria sp.
殻径 : 20.06mm
殻高 : 55.24mm

※ この産地では、小さいヒタチオビが多産する。種類は良く解らない。(単なる勉強不足です。)





イメージ 3


和名 : タカラガイの一種
学名 : Crypraea sp.
殻径 : 30.97mm
殻高 : 15.07mm


※ 模様が無いため、形状だけでは種類の判別ができない。(またまた、単なる勉強不足です。)





イメージ 4


和名 : シマキンギョ
学名 : Keenaea samarange
殻長 : 25.67mm
殻高 : 26.61mm

※『ビロードタマキ』『タマキガイ』の次に良く採集できる多産種。





イメージ 5


和名 : オオユキバネ
学名 : Limatula ( Limatula ) strangei
殻長 : 10.74mm
殻高 : 16.20mm







イメージ 6


和名 : オオシャクシガイ
学名 : Cuspidaria nobilis nobilis
殻長 : 39.61mm
殻高 : 24.05mm

※ 現世種は、相模湾~九州の水深50~200mに生息している。






みたらしさん、本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
また、必ず一緒に化石採集に行ける日が来ることを信じています。

(^-^)/


次回の更新は『掛川周辺の化石 現地報告』です。お楽しみに!