今夜はシリーズ最後に相応しい化石です。
皆様の期待に添うかは分かりませんが…
以前、当ブログのコレクションケース紹介で外の箱だけは紹介しましたね。
覚えていますか?
箱の中身は、この化石です。
【いつもの保管状態】
コメントを下された方々の中には、箱の中身がメガロだと分かった方々がいらっしゃいましたが、国産の完品と想像していましたか?
![にひひ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/193.gif)
【外側面(頬側面)】
【内側面(舌側面)】
【後面観】
【咬頭頂】
【歯根底面】
学名 : Carcharocles megarodon ( Agassiz )
産地 : 宮城県亘理郡亘理町逢隈神宮寺
産出層 : 名取層群 山入層
時代 : 新生代 新第三紀 中新世
【 寸法 】
歯牙最大高 : 116mm
外側面歯牙長 : 85mm
内側面歯牙長 : 53mm
歯根幅 : 93mm
歯根厚 : 23mm
歯根高 : 46mm
※ なお、産地については『逢隈上郡』かも?
字の『山入』だと、大字は『逢隈神宮寺』となりません。
購入経緯は、インターネット・オークションです。ネットで初めて見た時に産地は『宮城県産』とだけ記載されてはいましたが……
怪しい…
本当に宮城県産??(?_?)
誰でも疑いますよね
![べーっだ!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/188.gif)
出品者も採集者から購入したものなので、詳細産地は不明とのこと。
個人売買だったので、ちょっとだけ怖かったのですが、相手方を信用して入札に参加しました。
【歯根の一部を拡大】
ここで入札の決め手にしたのが、長年の経験から得た歯冠の色と歯根に貼り付いていた礫に注目です。
『亘理町 山入層産では??』
他にも入札に、参加された方がいましたが、宮城県産だという確証に自信が無いのか?手持金が少なかったのか?
博物館級の化石にしては、あっさりと私が入札に勝利しました
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
![チョキ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/105.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/334.gif)
そして…
現在、手元にあります。
先日、当ブログで良くコメントを下さる、とあるサメキチの方に御意見を御伺いしたところ『亘理町 山入層から産出したものですね!』と私の推測と一致したので一安心しました。
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/327.gif)
ちなみに落札価格は…
『国産メガロの完品』にしては、安い価格ですが、それでも『ラハ』より高額です。
皆様なら、いくらまで出しますか?