今日は予告どおり『シュモクザメの歯』をアップいたします。
『シュモクザメ』といえば『ハンマー ヘッド』の別名で、海水浴場に出没しては人間を襲うことがあるほど体型は大きく、また、上の画像のとおり変わった体型をしている有名な鮫の一種ですが、その歯は意外と小さく特徴が少いことにビックリです!
外側面 ( 頬側面 )
内側面 ( 舌側面 )
真上からの画像
ネズミザメ目シュモクザメ科
和名 : シュモクザメの一種
学名 : Sphyrna sp.
歯牙最大高 : 5.18mm
歯根幅 : 8.51mm
歯冠幅 : 8.28mm
歯根厚 : 2.90mm
歯冠厚 : 1.99mm
産地 : 静岡県掛川市大字遊家
産出層 : 掛川層群 大日層
【特徴】
咬頭は後方に傾き、後切縁に深い欠刻がある。欠刻より後方は歯根後端に向かって滑らかな弧を画く。メジロザメの歯にやや類似するも切縁に鋸歯は無い。産出頻度は稀である。
※ 篩がけにて採集した標本。
次の標本は、貝化石のクリーニング中に出てきたので、母岩付きで保存しました。
ネズミザメ目シュモクザメ科
和名 : シュモクザメの一種
学名 : Sphyrna sp.
歯牙最大高 : 8.66mm
歯根幅 : 9.80mm
歯冠幅 : 9.77mm
産地 : 静岡県掛川市大字本郷
産出層 : 掛川層群 大日層
※ 歯根厚・歯冠厚は、母岩付きのため計測不能です。
長年『メジロザメ』と勘違いをして所持していたのですが、最近『シュモクザメ』と判明したので思わず \(^o^)/ です。
次回は『カスザメ』です!
お楽しみに!(^o^)