印旛沼周辺の化石 その55 | 関東化石採集の旅

関東化石採集の旅

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今日から小さな化石たちです。
今までの様に多方向からの写真撮影ができない分、たくさんの種類をアップします。
今日、アップする化石はアルビアンさんとのコラボになります!
アルビアンさんのブログも見てくださいね。
(o⌒∇⌒o)

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マクラガイ科
和名 : ムシボタル
学名 : Olivella fulgurata
殻径 : 3.5mm 殻高 : 11mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字大竹
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 普通
特徴 : 殻は紡錘形で小型。殻質はやや薄い。
殻表は平坦滑で光沢がある。殻口は長三角形、軸唇はやや湾曲し、底唇はやや直線的。

現世種は、房総半島・男鹿半島以南の潮間帯~水深20mの砂底に生息。

印旛沼周辺の各露頭から産出している。

※ 類似種の『ホタルガイ』は太い紡錘形をしており、また、『ワタゾコボタル』は殻頂が尖らない。
※『ホタルガイ』『ワタゾコボタル』も私は今のところ採集していないが、今後、採集する可能性が高い。採集時には追加でアップをおこないます。





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マメウラシマガイ科
和名 : ヨコヤママメウラシマ
学名 : Ringiclina yokoyamai
殻径 : 3mm 殻高 : 4mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字大竹
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 多
特徴 : 殻は球形で超小型。殻質は厚くて硬い。殻表には光沢があり、螺溝が確認できない個体も存在する。外唇縁の滑層が著しく厚く背面に拡張する。螺塔は低い。

現世種は、房総半島・若狭湾以南の水深50~150mの砂泥底に生息。

印旛沼周辺の各露頭で採集されています。





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マメウラシマガイ科
和名 : マメウラシマ
学名 : Ringiclina doliaris
殻径 : 4mm 殻高 : 5mm
産地 : 千葉県印西市大字山田字鶴巻
産出層 : 下総層群 上岩橋層
産出頻度 : 多
特徴 : ヨコヤママメウラシマに類似する。卵形で超小型。外唇が薄く、螺塔は高い。また、殻全体にとても浅い螺溝がある。


現世種は北海道南部以南の水深5~150mの細底に生息。

印旛沼周辺の各露頭で採集されてます。

※ 印旛沼周辺の化石で最小の化石。


『ヨコヤママメウラシマ』『マメウラシマ』との比較。

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右側 : ヨコヤママメウラシマ
左側 : マメウラシマ


混ざっています。

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みなさん、違いが分かりました?




【お知らせ】
『印旛沼周辺の化石 その54』にて腕足小僧さんからのコメント(ご意見)を検討した結果。

『印旛沼周辺の化石 その44』
『ヒメムシロ』→『アラムシロの幼貝』

『印旛沼周辺の化石 その54』
『ホソウミニナ』→『イボウミニナ』

の訂正を明日の夜に行います。
よろしくお願いいたします。