印旛沼周辺の化石 その56 | 関東化石採集の旅

関東化石採集の旅

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今日も虫眼鏡で撮影した化石達です。
とても良く特徴がみえています!





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トウガタガイ科
和名 : ミガキクチキレ
学名 : Agatha virgo
殻径 : 4mm 殻高 : 10mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字仲村
産出層 : 下総層群 上岩橋層
産出頻度 : 多
特徴 : 殻は長紡錘形で小型。殻質は薄く壊れやすい。光沢が強く生貝時でも殻色は白色~半透明白色をしている。殻表は平滑で体層が長く、殻口は下方に広がる。

現世種は、北海道南部以南の水深10~30mの砂泥底に生息。

産地により産出頻度に差がある。仲村の上岩橋層ては篩がけで大量に採集できる。







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トウガタガイ科
和名 : シロイトカゲギリ
学名 : Tubonilla multigyrata
殻径 : 3.5mm 殻高 : 13.5mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字大竹
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 稀
特徴 : 殻は細長い円錐形で小型。殻質はやや厚くて硬い。殻表の縦肋は密で波打ち、周縁で止まる。縦肋間は縦肋と同幅。

現世種は、三陸・佐渡島~九州の潮間帯~水深150mの砂泥底に生息。

大竹の露頭からしか採集されていない。

※ 細長いため、先端部が折れやすい。










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トウガタガイ科
和名 : ヒメゴウナ
学名 : Monotygma eximia
殻径 : 6mm 殻高 : 18mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字仲村
産出層 : 下総層群 上岩橋層
産出頻度 : 普通
特徴 : 殻は円錐形で小型。殻はやや厚い。殻表全体に幅広く平らな螺肋を巡らしす。螺肋間は狭く、縦脈を持つ。化石になっても光沢が失われない。

現世種は、房総半島・男鹿半島~九州の潮間帯~水深60mの砂泥底に生息。

印旛沼周辺の各露頭で採集されている。
フルイがけをすると大量に採集できる。

※ 別名が『マキギヌ』『キスガイ』