印旛沼周辺の化石 その52 | 関東化石採集の旅

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昨日のブログはさすがに反響が大きかったようで、たくさんの皆様からコメントをいただきました。これが、サメの歯の魅力なんですかね?

ところで、今日からは、また、貝化石のブログに戻ります。
今日は印旛沼周辺で採集された、殻高最大の巻貝をアップします!


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テングニシ科
和名 : テングニシ
学名 : Hemifusus tuba
殻径 : 85mm 殻高 : 178mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字大竹
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 稀
特徴 : 殻は長紡錘形で大型。殻質は厚くて硬い。螺塔は円錐形で8階。各螺層には強い肩があって、7~9個の大小尖った結節瘤がある。殻口は広く長い水管溝に続く。

現世種は、房総半島以南の水深10~50mの砂底に生息。

大竹の露頭でしか採集されていない。

※ 写真の標本は水管部が破損しているため、本来の『テングニシ』より、殻高が短い。
完品なら200mmを超えていたと思われる。

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完品の標本。
ただし、小型。
水管が長いことが確認できる。
また、幼貝の方が肩の結節瘤の尖りが強い。