印旛沼周辺の化石 その51 | 関東化石採集の旅

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今日も大型貝化石です。
微小貝化石は、もうしばらくお待ち下さい。
("⌒∇⌒")




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コロモガイ科
和名 : コロモガイ
学名 : Cancellaria spengleriana
殻径 : 30mm 殻高 : 56mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字大竹
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 少
特徴 : 殻は背の高い紡錘形で中型。殻質は厚く堅固。縫合は段がつく。殻頂から殻底まで斜めに走る太い縦肋と密に走る螺肋は交わり付近で強い結節となる。特に肩部の螺肋は陵角となり、結節は棘状になる。

現世種は、北海道南部以南の水深5~20mの砂底に生息。

印旛沼周辺の各露頭から産出している。
しかし、各露頭とも産出頻度が低い。









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コロモガイ科
和名 : トカシオリイレ
学名 : Cancellaria nodulifera
殻径 : 50mm 殻高 : 68mm
産地 : 千葉県印西市大字山田字鶴巻
産出層 : 下総層群 上岩橋層
産出頻度 : 稀
特徴 : 殻は卵形でやや大型。殻質は厚いが以外と壊れやすい。螺層の肩が鋭く角張り、肩と上位の螺層の間には溝がある。また、コロモガイより縦肋と螺肋が強い。

現世種は、東北中部以南の水深20~50mの砂泥底に生息。

大竹の露頭からも産出しているが、保存状態はやはり良くない。


※ 私が一番好きな巻貝だが、残念ながら完品は採集をしたことが無い。