印旛沼周辺の化石 その43 | 関東化石採集の旅

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今日は印旛沼周辺で採集される貝化石で、一番装飾が派手な巻貝をアップします。もちろん前回の『アカニシ』と共通する『アクキガイ科』なりますよ!


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アクキガイ科
和名 : オウウヨウラク
学名 : Ceratostoma inornatus
殻径 : 20mm ( 縦肋の部分は含まない )
殻高 : 43mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字大竹
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 運
特徴 : 殻は紡錘形で殻質は厚く中型。背は高まるが層は太めで、縫合はやや深い。殻表に螺肋を多数めぐらすが弱く不明瞭。縦肋は各層で厚いヒレ状となり、特に肩部では棘状に立ち上がる。また、殻口の翼状部は水管先端近くまで連続して発達する。稀に周縁の1螺肋が外唇下部で突出して、牙状突起となることがある。

現世種は、北海道南部以南の潮間帯~水深20mの岩礁に生息。

大竹の露頭からしか採集されていない。

※ 類似種に『ヒレガイ』があるが、当該種より一回り大きく、殻口下部に強い溝とその下に牙状突起が認められる。