​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所 -225ページ目

​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

 





コーヒー・・・全世界で1日あたりの消費量約20億杯
 石油に次ぐ国際的貿易商品
というが
“石油王”は聞くけど
“コーヒー王”なんて聞かないよね。





コーヒーが生まれた国
エチオピア

5人に1人はコーヒー農家
1杯のエスプレッソに必要なコーヒー豆は50粒
一粒一粒
人の手で選り分けられ
病気や虫食いの豆が取り除かれる






一杯のコーヒーで
生産者が手にするのは1~3%(3~9円)。


 輸出業者・地元の貿易会社 7%(23円)、
 カフェ 90%(296円)
・・・消費者は330円でそれを買う。




ふんふん、と
聞き流してしまいそうな話なんだが
農家はコーヒー豆1kg売って
1ドルに満たないんだよ

結婚しても家を建てられない
子どもを学校に入れられない
それどころか
毎日の水や食料に事欠く




・・・なら救援物資送ればいいのかな?
いや緊急食糧援助ならとっくにしてる
USAの文字が踊る袋は山積み。
なんでこういうことになってるんだろ・・・





コーヒーの価格は、ニューヨークとロンドンの先物相場で決まる。
国際コーヒー協定が決裂し、価格はこの30年で最低まで落ち込んでいる。
欧米諸国は自国農家を守りたい。予算を割いて支援してる。
世界でも再貧国のコーヒー原産国の国々、政府に農家を守り支援する体力はない。





国からコーヒー農家へ与えられた土地に
コーヒー以外に作れるまともな作物はない。
唯一あるのはチャット(欧米では違法ドラッグ)。
コーヒーよりは儲けになると転作する農家もいる。
それでも約700万人が飢餓に瀕している。


子どもの目の前で救援物資を受けとるのはキツいよねパパ・・・




必要なのは援助よりも自立・・・アフリカの輸出シェアが1%増えれば、アフリカ全体が受けている援助額の5倍=年700億ドルを創出できるという事実。




一消費者にすれば、安く買えるに越したことはない
ただ、この一杯を味わう遥か以前に、食べるに事欠き栄養失調の子どもを抱えた農家がいる、という現実を見てしまうと何ができるんだろう、と立ち止まってしまう。
といっても消費者にできるのは常に“選ぶこと”なんだよね。





事実を知ること。
いつも味わっている一杯がどこから誰を通してやってくるのか、知ること。
そして、選ぶこと。





見渡すと、ないよ~エチオピア産。
フェアトレードの名前がついたものに辛うじて見つけるだけ。まるで幻のコーヒー?
いっそのことそんな噂でも何でもついて話題になって、高値になればいいのに。なんて乱暴なことも思ってしまう。




“コーヒーベルト”エチオピアの景色はとても美しい。
話の重さを知らなければ、ただただ綺麗、と見とれてしまう。
それを遮るかのように、フィルムはゆらゆら揺れるUSAの文字ー海に捨てられたのか、援助物資の空袋を映して終わる。





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レディースデーを狙ってポニョを観るつもりで来たけど
そこかしこでお母様方が「次の回まで待とうね」と我が子を説得してるのを見て挫けた。
あっさりDMCへ乗り換え(笑)





面白かったです。
大真面目なバカ馬鹿しさ全開で(笑)
真の主役はお母様とみた。
それと、カジヒデキの“甘さ”を知った(笑)
↑ファンの方気を悪くしたらごめんなさい





デスメタルを聴かないのでどんなかイマイチわからないんだけど、軽く響いちゃうのは映画だからかな?


後はやっぱり松雪さんでしょう。
社長はやっぱこうでなくちゃ。




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戦後アメリカ市民となった彼が語る「国防」
核実験停止条約と軍縮

長期的安定のためには、平和国家は自衛のために
十分に武装し十分に組織されていることが重要である


単純な平和主義よりも、深いね。


戦中より長い間悩まされ続けた悪夢と、
身近に起きたテロ。

大衆の病的な好みー暴力に魅せられる気持ちは、われわれすべての人の心のどこかに深くひそんでいる。
心情の点では、われわれは1900年前に剣闘士が互いに相手を切り刻むのを眺めにローマの円形劇場へと集まった群集より大してマシではない。


・・・みんな、うなされたりするんだ・・・
体験した者だけが持つのだろう視点。
生き残った者が共通して持つという罪の意識。
“テロ”以降、悪夢が襲ってこなくなったっていうのと
未だに“犯人”は捕まっていないというのが象徴的で。


核実験停止条約ー彼に言わせれば「無残な気晴らし」ー締結の裏側は興味深い。
本当に、
 (戦争に)核を使ってもいいじゃないか
と口にする人間がいるんだ!という驚き。


H.G.ウェルズとJ.B.S.ホールデン
二人の生物学者が書いた未来と
陸軍野戦教範3-10を知り生物学兵器廃絶に奔走したマシュー・メセルソン

その後のDNA組み換え実験に対する強い大衆運動
ー大衆は、生物学者たちの背後に
ドクター・モローやダイダロスの不吉な姿を見ているー


・・・バイオテロも遺伝子操作も、フィクションの中で見慣れてしまっているけど、軍相手に生物学兵器をどう使うのか問うシーンはリアル。
下手な教科書よりよっぽど世界史学べるね。


キューブリックの「二〇〇一年宇宙の旅」にダイソンが出演したかもしれないという裏話。
本当に対照的な二つの映画
 「二〇〇一年宇宙の旅」と
 「ストレンジラブ博士」

ー私にとっては、銀河系は天にある星の一群にすぎないものではなく、一組の微分方程式で、まだわかっていない仕方で振る舞う解をもつものなのであるー


 宇宙に知的生命が存在する確率を
 理論値で計算するのは価値がない

という一方で

 知的生物が存在する証拠を探すことには
 科学的理由がある

という・・・自らを
 「未来にとり憑かれてる」
と称してはばからない彼の、新しい技術や開発に対する思いは、
新しい遊びやオモチャを手にする子供にも似て、果てしがない。

宇宙は、居住可能な小さな島々が広大な空間の海で隔てられた多島海である。
カナダとアラスカの太平洋岸にバンクーバーからグレーシャー湾にかけて広がる多島海は、ある意味では宇宙の縮図である。


長いこと音信のなかった息子がカヤック・ビルダーとなり、この“多島海”を渡っていたというのも巡り合わせか。

「未来は予測しがたい」ー常に未来を向いている一科学者の思考は、水面を滑るカヌーにも似て、静かに漂う。

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(故郷、ウィンチェスターに触れて)
私の周囲の人々はいつも、郷土の歴史の美点とかを論じ合っていた。
なぜ、この人たちは過去にそんなに惚れ込んでいるのだろう。私は彼らがそんなに愛している六〇〇年前の古い沈滞した世界へ戻りたくなかった。私は、もし六〇〇年後の未来へ行けたなら、もっとすばらしいものを沢山見られると思った。
未来は、私にとってイギリスとアメリカの次の第三の故郷である。


(カリフォルニア大教授会館の管理人がテロにより亡くなり、彼を助けられなかったことについて、ロバート・リフトン著「生きている死者」からカミュの言葉を引用)
 革命の時代には、死ぬ人がいちばん幸運なのです。しゃべれなくなった人は、
 自己の最善のものを捧げることによってそうなったので、しゃべれる人は、
 犠牲の法則によって結局はつねに卑怯な打算家にされてしまうのです。
 しゃべることはつねに裏切りを暗に意味するのです。



(17歳、ウェールズでの山登りで怪我をし麓の病院へ入院した時のこと)
私の傷の縫合をした医師以外誰一人、私の面前では英語を話さなかった。ウェールズ語は美しく、私は彼らの声を音楽のように聴くのを楽しんだ。しかし、彼らが私に伝えようとしていたことは明白だった。私は異国人であり、汽車に乗ってイングランドへ帰るのが早ければ早いほどいいのだった。
イングリッシュという語とブリティッシュという語が同意語であるという考えに慣れてしまったイギリスの少年にとって、それは酔いをさまされるような経験だった。

後年になって私は、同じやり方が巧みに使われている実例をいくつもみた。
チューリッヒでスイス系ドイツ人が高地ドイツ人に対して、
ポントレシナ(スイス南西部)でロマンシュ語系スイス人がドイツ語系スイス人に対して、
エレバンでアルメニア人がロシア人に対して、
ニューメキシコのジェメツ部落でプエプロ・インディアンがアングロ・アメリカ人に対して、そうであった。
小さくて消え失せそうな少数民族になればなるほど、彼らの古来の言語はますます貴重になる。それは、征服者の高慢の鼻を折り、自分たちが一つの民族であることの証を維持するための、彼らに残された唯一の武器である。


(思考実験)
思考実験とは、理論的な観念を明らかにするために使われる想像上の実験である。それは物理学者によって発明された方法であり、その目的は、なんらかの提案された理論に内在する論理的な矛盾や不合理を、できるだけ明らかにする仮想上の状況をつくりあげることにある。
一つの思考実験が、従来一般に受け入れられている観念が論理的に自己矛盾することを示した場合には、それは「パラドックス」と呼ばれる。
物理学における思考実験の設計は、一種の芸術であり、アインシュタインはその最高の巨匠であった。




滑り込んだ。
寝不足の、フラついた体で人混み歩いて、走って、間に合った。
チケット買って階段昇ると、人だかり・・・御本人がいるんだ・・・
映画で見るのと変わんないなぁ、睦稔さん。
・・・と、つい呟いてしまう(笑)
サイン待ちの行列を尻目に、中へ。



「森に昇る月」が気になった。
東京へ来る度見てる景色そっくりで。



「巌臥蒼龍」は近くから遠くから何度も何度も眺めた。
木々の下で海の傍で、ぼぉーっとして何も考えなくなるように、画の前に立っていると藍の色に浸るような気分だ。
じっと、立ち尽くす感覚。


クラインブルーもすきだがジャパニーズブルー・藍も好き。
睦稔さんの藍はやっぱり、優しいな。あったかいというか。


行列は閉館間際になっても絶えず、そこだけエネルギーの渦みたいに見える。ショップ内を少々うろつく。
並ぼうかと一瞬思ったがサインとか別に欲しくないしな>画集より実物観る派
・・・握手してもらったら、蒼に染まれるかな~って(笑)
もう、ずーっとあの蒼に浸っていたかったよ・・・青を欲しがる赤い蛇?(笑)
八歳の時読んだという
「魔法の都」(イーディス・ネスビット)
 ー今日われわれの住んでいる世界と強い類似性を持っているという、
 狂気の世界についての物語ー
科学者となる喜びと悲しみを知った後に初めて、この本について
考えをめぐらし、自分のいる世界の鏡像を見たというー



著者が最初に述べる通り、
科学者でない人に向けて科学は内側からどう見えるかを書く
という試みは、まさしく鏡像ー鏡のように、
一科学者の立つ世界を映し出している。



 ピアジオの「微分方程式」から離れず、
 数学との恋に落ちたクリスマス休暇

 戦時下、爆撃空軍司令部に民間人科学者として
 勤務した間の自問

 戦後の物理学開花の年ー1947年ーイサカ・コーネル大で
 出会い師となったハンス・ベーテ
 ここで出会う科学者たち
  ファインマン
  シュインガー
  トモナガ
・・・蒼々たるメンツで、ピンと来ないほど(笑)



ファインマンに誘われた
アルバカーキへのドライブと道中の議論
彼と別れ、アナーバーでシュインガーの講義を受けた後で、
ミュンスターの友人から届いた手紙にしたためられた、イエーツの詩。

I would spread the clothes under your feet,
But I am poor, and have only my dreams.
I have spread my dreams under your feet;
Tread softly, becauses you tread on my dreams.


私はあなたの足もとに、衣裳を広げたい
だが私は貧しくて、夢だけしか持っていません。


私はあなたの足もとに、私の夢を広げました
そっと踏んでくださいね、私の夢を踏むのですから。


この後、イサカへ戻る途中、彼を一躍有名にした
量子電気力学理論〈ダイソン方程式〉を発見する。
相対性理論と量子力学を
量子電気力学的に統合した数式

・・・言われてもわかんないんですけど(笑)
 ファインマンの描像と シュインガーの方程式の統合
・・・言われるとちっとはわかる(笑)



そして、そっと踏むよと約束した彼はーイギリスをたってちょうど一年後ープリンストン高級学術研究所へ招かれる。
オッペンハイマーとの出会い


 核の平和利用とゼネラル・アトミック社
 フレディ・ド・ホフマン、テッド・テイラー、エドワード・テラーらと
 共に開発し初めて利益を生んだ原子炉TRIGA
 そして核禁止の流れの中でまるで敵味方のように分かれ
 また糾弾された科学者たち

 1970年までに土星へと詠ったオリオン計画とその終わり



・・・マーティン・ルーサー・キングの演説を
かの有名な、とも数日後に亡くなるとも知らず
聞いた話で終わっているのが象徴的。
いつか尽きるエネルギーの代わりに原子力を、
宇宙へ飛び出すのに核燃料を・・・兵器ではなく
生きるために使えるようにと試行錯誤したけど、
先に兵器として使われたが故に乗り越えられなかった壁。


彼をピースメーカー(平和をつくる人)と称したけど、
みんな(科学者)だってそうだよね。



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★ 「音楽はすごく好きですが、長すぎます」
 幼い頃、父に連れられて行った音楽会で著名なソリストから
 そんなに若い時に良い音楽を沢山聴けてさぞうれしいだろう、
 と尋ねられ答えた言葉。
 ・・・それ以来、父はこの言葉を度々引き合いに出した、ってトコが
 お父さん本当に嬉しかったんだろうなぁ。
 音楽そのものよりも楽譜の記号の複雑さに興味を持つあたりが
 数学好きだよね~


★ 父の演奏そっくりなピアノ
 カリフォルニア大で教えていた時、借りていた家を空っぽにして散歩に出掛け、
 帰ると中から響いてきたのはバッハの前奏曲第八番変ホ短調。
 弾いていたのは、自宅のパーティに招待するため訪れたエドワード・テラー。
 水爆製造計画への関与から深く傷つくことになる彼を
 「私には彼を敵と見なすべき理由はなにもない」と言い切っちゃうところがいいなぁ。