乗り越える物語。それは見つめ、寄り添い、共に走ること。ー「ライオン・キング」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

「ライオン・キング」を観ました。



超実写版ね^_^




公開からしばらく経ったレイトショー

程よい人口密度で、ゆったり観れた♪





お話は知ってるし、次の展開も分かるし、目新しさはありません。安定の〜。


ただ、観たくなったのは、前にこのドキュメンタリーを観て、それをきっかけにアニメ版「ライオン・キング」を観たから。

…それと、超実写版でも、あの世界観をもう一度味わいたかったの。

(デフォルメのキツいディズニーアニメを、3DCGでどう表現するのかも気になって^_^






↓観たドキュメンタリーとはこちら

脇役たちが主役を張る。我が言葉を携えて 「僕と魔法の言葉たち LIFE ANIMATED

https://ameblo.jp/parallel13/entry-12489411618.html







↑2歳で言葉をなくした子・オーウェンが

「脇役たちの守護神」として

主役を張るまでのドキュメント。





ディズニーアニメが大好きで

ディズニーアニメを頼りに

「自分の言葉を取り戻した」とも言える人ですね。




このドキュメンタリーの中には、沢山のディズニーアニメが登場します。


中でも「ライオン・キング」の、プライドランドを取り戻したシンバが、雨の中、天を(亡き父を)仰ぎ見るように咆哮するシーンが、とても印象的に使われていました。




オーウェンのドキュメントは

シンバが辿った道とも、よく似ている。

なくした「我が言葉」を取り戻すまでの軌跡。


それは、

己が何者なのかを思い出し

はっきりと名乗りを上げること。


脇役の座に甘んじることなく

主役に躍り出ることです。




シンバは

父の死を見つめ

孤独な我が身に寄り添い

そして、再会したナラと共に走る。




父の死の原因が

自分だと責められても

原因の一端を認めた上で、堂々と立ち向かう。


シンプルで、分かりやすい

成長物語。






…世の中にある多くの、本当に多くの物語が

「乗り越える」お話です。






解決するのでもなく

なかったことにするのでもなく

見ないふりをするのでもなく。


どんなに変えようもない現実でも

寄り添い、共に進み、

そして見える世界を変えていく。




父を

目の前の現実を

悲しみを

そして悲しみに陥れた存在をも

乗り越えていく物語。




乗り越える、というと

苦難のイメージがあるかもしれません

イバラの道。的な。


ただ、シンバと同じ

「己が何者かを思い出す」だけなのね。

過去がああだった、こうだった、ではなく

「お前は誰だ?」という問いに、シンプルに答えるだけなの。




彼も、明確に答えてますね

「俺はシンバ。ムファサの息子だ!」

とね^_^




「ライオン・キング」は

そのお話のシンプルさ故に

アニメも実写も、ミュージカルも

愛され続けているのですね。





ジョン・ファヴロー監督の数字は

33-5-7


…あのアニメ版の世界観を

もう一度、体験し味わってもらいたかったのだろうなぁ。超リアルテイストでね^_^

(プンバァが、実写の方がより「らしく」て好き♪^_^)






それも、数の仕合わせ。




★★★☆☆

SCREEN(私設)研究所

高橋 早苗



♬プロフィール

「観る」ことは「決める」こと。 わたしのSCREENを選ぶこと。

https://profile.ameba.jp/ameba/parallel13




φ|高橋 早苗Facebook