純粋は人にあり ー 「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ ピュリスムの時代」国立西洋美術館 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

久しぶりの上野へで

「ル・コルビュジエ 絵画から建築へーピュリスムの時代」を観てきました




…御本人作の国立西洋美術館で、彼の仕事を観る。贅沢♪




企画展入口入ってすぐ、1階の19世紀ホールは撮影可

あちこちでシャッター音が聞こえる。

 

 


 

ここは、2階へ上がるスロープの、傾斜がとてもいい。

上ってる感じがなくてちょうどいいの。

いつの間にか2階へ着いてる、不思議なスロープ。

ゆっくり登って、光取りの天井を見上げて。




 

二つの天井が並ぶ、回廊のような展示スペースを

音声ガイドと共に、ぐるぐる回る。




「建築とは 光のもとでの立体の

巧みで正確かつ壮麗な作用」


・・・建築家としての仕事以上に

毎日油絵を描いていたというコルビュジエ。




彼にとって、描くことが建築のベースにもなる、とても大切な行為で、大切な時間だったのよね。




私も、観ることはやめないわ。

映像も、建築も、美術もね^_^




回廊を、軽く3周はしたなw

低い天井の上には窓があって

高い天井側を明るく照らしてる。


どこに居ても、違う場所の景色が見える彼の設計物の中で

彼の頭の中を覗いてる気分♪


描くことで、どんどん

頭の中も整理していったのでしょうね。




キュビズム(立体派)を批判し

ピュリスム(純粋主義)を追い求めた彼は

アール・デコ(装飾主義)全盛のパリで

装飾を廃したエスプリ・ヌーヴォー(新精神)を現わす。




彼の絵を観ていると

「純粋」というのは


機能を満たし、装飾は廃しても

住む人が何も感じ得ないなら

それは建物としておかしくね?とでも言いたげ。




それを建築に落とし込むのに

ピュリスム(純粋主義)を絵画で完成させてく過程が必要だったのね。

絵を観てると、何がなんやら分かんなかったりも、するけどねー^_^




だから機能一点張りでもなく

殺風景でもない

・・・余計なものはないんだけど

必要なものはあって

しかも居心地の良さも感じさせる

それが、彼のいう「純粋」で、そして

あの有名な作品たちが出来たのね。




年季の入ったシェーズ・ロング(寝椅子)を観ながら

モデュロール仕立ての回廊を周りながら


作り手の「主義」は

単なる主張じゃなくて

作品に結実するためにあるんだわ。と

腑に落ちました。




 

流れで常設展に入ったが

コルビュジエでお腹いっぱい。と

彫刻の部屋と「睡蓮」だけ観て出た。



(ひと休み、のお茶♪)




ここは常設展も撮影OKなんだね。

OKな展覧会、増えたよな~




考える人のクリップを手に入れて外へ。

毎度の地獄の門が、天国への門にも見えちゃうわw

「この門をくぐる者は、一切の希望を捨てよ」

…純粋求めるなら、一度絶望して来い!みたいなw






人が持つ「ナントカ主義」は

◯◯やってなんぼ!の、◯◯の部分よね。


それは絶望の苦味入り。

やった奴にしか、味は分からない。




潜在数秘術でいう「葛藤」の味みたいね(*´艸`*)

それも、数の仕合わせ。




★★★☆☆

3/28は潜在数秘術の日♪

オープンセッション登壇します!

https://ameblo.jp/sna-jp/entry-12435177055.html




こちらも楽しみ♪

オープン・セッション・ナイト

https://ameblo.jp/sna-jp/entry-12435470659.html





《かずの葉の庭》主宰

|★|高橋 早苗Facebook





2007年森美術館での回顧展バナシは

こちら




コルビュジエといったら

こんな映画もありますのよ♪