老いの軽やかさ ー 「ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。

さすらいのレコードコレクター」に登場する

アメリカン・ミュージックのコレクター、ジョー・バザードは

ロックを「がん」と称して

こんな理由を挙げた




「昔は ジャマイカへ行けば 民族音楽が聴けたのに

今は どこへ行ってもロックだけ」




確かに。

もう 随分前から ロックは

ジャーン!派手なBGMと共に繰り広げられるアクション映画並みに

世界共通語扱い?




その影に隠れ 土地の音楽が

消えていくことに 我慢ならないのだね。

と、自ら見つけ出した“宝石”を聴いて喜ぶ彼の姿を見てて 思ったのだけど




・・・世界で、ロックが侵食していない国というとココなのかな。

キューバ。









1999年、ヴィム・ヴェンダースが

ライ・クーダーとキューバの老ミュージシャン達とのライヴ、彼らの日常を追ったドキュメンタリー

「ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ Buena Vista Social Club





NY、カーネギー・ホールへやってきた

彼らの

「英語を話せないが じきに覚えよう」

この台詞にヤられました




じーちゃん、今から英語か!

とツっこんだよ^_^




この軽さ。

自分にできることと できないことを 知っている

沢山の経験をしてきた上での 軽やかさは、

長く生きた者にしか、表せないものなのね♪




1999年公開の映画

10年、20年、と時を置いても 何度でも味わえる

また違うものを感じる




人生は、うた。

何度でも、味わう。

何度でも、美味しい(´∀`*)




熱帯夜の夜 氷枕と共に

サントラを ボリューム小さく

流しっぱなしにしてます^ ^






続編!もうすぐ公開ですね♪

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ アディオス」

公式サイト



彼らの人生の夕焼けも こんな赤い色だったかな^ ^




それも、数の仕合わせ。




★★★☆☆


【てるまえ会】次回は7/17  7/26開催

朝散歩バージョン♪


《かずの葉の庭》主宰

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