私が着る服は、体操着以外はすべて、母の手作りでした。
入学式は朱赤のパンツスーツに、白の衿が長くリボン結びできるブラウス
遠足は、サファリルックみたいなベージュの上着
普段でも
大ぶりな花柄のブラウスに
緑に白い水玉の、吊りスカート
ビリジアンみたいな深い緑にパッチワークみたいな花模様のパンタロン
同じクラスの女子たちからは、いいないいな♪と言われたこともあったけど
私には、そこらのスーパーで売ってる既製品の方が、断然良さげに見えていました。
中学生になり
制服を着るようになると
母の手作りしかない自分のワードローブが、段々嫌になってきて
高校生にもなれば
身につけるのは白、黒、グレーしかなくなった
柄物からも遠ざかり、ボーダーくらいしか手に取らなくなった
選ぶ基準は、一言でいうなら「地味」
無印の、グレーのパーカーが定番。みたいな。
働くように、なったらなったで
なぜかメンズテイストなものばかりに心惹かれw
メンズブランドのジャケットをコート代わりに着ていました。マジで。
母が亡くなった後、タンスの中に見つけた、二枚のスカート

母は、とにかく物を捨てられない人だったので
(大小問わず、ビニール袋だけで、大きなごみ袋一杯になったほどw)
誰かに着せようと思っていたのか、自分用だったのか…それは、もう確かめられないけれど
今は、私サイズにお直しして、唯一の形見代わりに、私が着ています。
どちらかといえば、片付け苦手だった
私なりの、供養と孝行。
|☆|…あなたの今日の装いは、あなたの目指す未来に続いている?
洋服だって、<あなただけの世界観>だ。
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