マジカルストーム 2 | ~ 嵐気に包まれて ~

~ 嵐気に包まれて ~

嵐さんのメンバーのお名前や雰囲気をお借りした読み物です。
腐的描写や暴力的シーンがあります。
気を付けてご訪問ください。
山、大宮、櫻葉、モデルズ、にのあい等、様々なCPのお話がありますので
お気に入りのCPでお楽しみください。

メンバーのお名前や雰囲気をお借りしたお話です。

 

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えっ? 
まさか落ちたの?

 

  「大丈夫か?」

  「早く上がれ。」

 

ざわざわと人が集まってくる。

 

「俺の手につかまって。」

 

若い男性がホームから手を差し伸べているけど、

落ちたショックなのかどこか痛めたのか、
線路上の男はうずくまったまま動かない。

 

「おじさん。 手を出してって!」

 

ホーム上の男性がじれて声を張り上げる。

男は声の方をぼんやりと見上げるけど反応は薄い。

どうやら酔っ払っているようだ。

 

トンッ!

 

男性が線路に飛び降りた。

 

えっ? まじか。

 

「大丈夫?」

 

声をかけながら酔っ払いの体を支えて起き上がらせる。

 

  「う~・・・うぇっ?」

 

完全に泥酔状態だ。

 

「ほら、おじさん。立って。

 電車にひかれちゃうよ。」

 

両手を脇に入れて抱え上げようとするが、
酔っ払いはだらんと脱力したままもたれかかっている。

自分の置かれた状況を全く把握していないようだ。

 

「ねぇ、そこの人。手伝ってくれない?」

 

「へ?」

 

男性が呼びかけているのはまさかの俺。

 

え~っ!

いやいや、線路に降りたら危険でしょうが。

いつ電車が来るかわからないし。

 

「早く! 電車が来ちゃう。」

 

周りの人の視線が一斉に俺に集まってくる。

は~? なんで俺なんだよ。

 

「早くっ!」

 

「わ、わかった。」

 

しょうがないな。

鞄をホームに置いて線路に飛び降りる。

 

 

 

「ほら、おっさん、しっかりしてよ。」

 

酔っ払いの両側から腕をとって立たせ、ホームの下まで運ぶ。

 

「持ち上げるよ。」

「うん。」

「せ~の。」

 

そいつの掛け声で、尻の下に肩を入れて酔っ払いの体を持ち上げる。

 

「ぐぅ~。」

 

人一人を持ち上げるのってすごく重い。

本人にその意思がなく、ぐにゃりと力が抜けているからなおさらだ。

 

俺、非力な方だしさ。

この男性も背は高いけど細いし、そんな力ありそうには見えないし。

 

  「まもなく電車が・」

 

人々の騒ぐ声に混じって駅のアナウンスが聞こえてきた。

 

やばっ!

≪To be continued≫

 

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お知らせ記事はもう少し進んでから入れますね。

朝ってやっぱり落ち着かない感じがする(笑)。

 

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