夢見の部屋 ⑤ | ~ 嵐気に包まれて ~

~ 嵐気に包まれて ~

嵐さんのメンバーのお名前や雰囲気をお借りした読み物です。
腐的描写や暴力的シーンがあります。
気を付けてご訪問ください。
山、大宮、櫻葉、モデルズ、にのあい等、様々なCPのお話がありますので
お気に入りのCPでお楽しみください。

メンバーのお名前や雰囲気をお借りしたお話です。

 

最初のお話はこちら ⇒ 「夢見の部屋①」

 

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「翔! どこ行くんだよ。」

 

「ちょっと抜けるわ。」

 

「えっ? 抜けるって・・おい!」

 

 

ランニングしている集団から抜け出し、建物の陰に身を潜める。

グランド100周なんてかったるいことやってられないって。

 

ほんと、毎日、勉強と訓練ばっかでつまんない。

だいたいこんなの何の役に立つんだろう。

 

しかも他の子達は、なんていうかエリート意識っていうの?

自分は特別だみたいな感じで付き合いづらいったらない。

中には勝手にライバル視して、訓練中に足を引っ張ろうとするやつもいる。

 

俺はそんなのどうでもいいんだ。

別に一番になって先生に褒められたって、嬉しくもなんともない。

 

こんな所いたくないんだけど他に行くとこないし、

今は我慢するしかない。

でも、大人になったら絶対外に出ていくんだ。

 

先生たちがダメって言ったって全然怖くない。

誰も俺を止めることなんてできない。

だって俺は自由に飛べるんだから。

 

 

 

入ってはいけないときつく言われているエリアに忍び込む。

俺達がいる建物の裏側の方。

 

広い芝生の庭と温室があって、その先の林には小川が流れてる。

小さな魚やカニがいて、時々野ウサギや野生の鹿が水を飲みに来る。

俺だけの秘密の場所。

訓練の途中に抜け出してそこに行くのが俺のささやかな楽しみだ。

 

 

 

いつものようにドーム型の温室の横を通り過ぎようとして、

中に人がいるのに気が付いた。

ここには庭師のおじさんと理科の先生しか来ないはずだけど、

シルエットからするとどうやら子供みたいだ。

 

ガラスに貼り付いて中を覗いてみる。

もうすぐ冬なのに温室の中には色とりどりの花が咲いていて、

その真ん中へんに・・・ん? 誰だろう。

 

すごくきれいな子。

女の子? いや・・服装からすると男の子だよな。

 

こんな子、いたっけ。

なんで今まで気づかなかったんだろう。

いや、食堂でも会ったことがないから、

つい最近来た子なのかもしれない。

 

 

温室のドアを開けて中へと入る。

もわっと暖かくて、植物特有の湿った匂いがする。

 

通路を歩いてそっと近づいていく。

男の子は、目を閉じてブルーのバラの匂いを嗅いでるみたい。

俺には気づかない。

 

「こんにちは。」

 

声をかけるとびくっと顔を上げた。

 

「君は誰?」

 

「・・・。」

 

ものすごく驚いたように見開いた瞳。

ちょっと目じりが下がってて、可愛い。

ふふっ、口も開いちゃってる。

 

鼻の頭には・・・何? 花の花粉?

黄色い粉がついてる。

 

「それ、ついてるよ。」

 

手を伸ばすと、びっくりしたように後ずさりする。

 

あっ、驚かしちゃったかな。

言葉がわからないのかも。

もしかして外人?

 

Hi !  May I ask your name ?

 

「・・・。」

 

「あ、そっか。英語とは限らないか。

でも俺、他の言葉知らないんだよな。」

 

第二外国語の授業は来年からって言われてる。

 

 

 

「え~っと、な・ま・え、は?」

 

「・・・。」

 

男の子は固まったままだ。

だめか~。

 

「俺は翔っていうんだ。」

 

人差し指で自分を差してゆっくりと言う。

 

「しょ・・う?」

 

わかってくれた!

 

 

 

「そう! 翔!」

 

「どんな字?」

 

「えっ!?」 

 

今度は俺が絶句する。

 

 

「言葉、わかるの?」

 

「えっ? う、うん。」

 

「な~んだ。 

全然反応ないからてっきり外人だと思っちゃった。」

 

「あ・・ごめん。 ちょっとびっくりしちゃって。」

 

「こっちこそ、突然声かけちゃってごめんね」

 

「ううん。」

 

首を振るとにっこりと笑った。 

超絶かわいいじゃん。

 

≪つづく≫

 

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昨日は遅い時間にすみませんでした。

え?怪我?ってびっくりしちゃって。ここで呟けばどなたかご存知かなと。

この場所、ほとんどグーグル並みの情報量だと思っております(笑)。

どうやら今回のじゃなくて、前回の札幌の時の写真だったみたいですね。

大変お騒がせして申し訳ありませんでした。m(_ _)m

 

因みに、札幌は無事に済んだみたいですね。変な団扇とかもなかったらしく、ほっとしました。

やっぱりあの話はしなかったとか。完全に分けてくるだろうなとは思ってました。

メッセいただいた方にはお返事しましたが、私の考えはあれ以上でもあれ以下でもありません。

こういうことに関しては正解はないです。人それぞれ。感じ方も捉え方も違って当然。

だからその人の考え方に他の人がとやかく言うべきではないし、言う必要もないと思ってます。

多分一番気持ちが落ち着くのは、自分と同じ考えの人と話すなり、そういうSNSを読むなりすること。

女性は共感を求める生き物ですから(笑)。

 

この場所だってそう。私が、山~、にのあい~(*´艸`*)  って叫んでいるのを、気持ち悪いって

思う人たちもたくさんいるんです。だから共感してくれるこの場所でしか叫べない。

ってことで、この話はおしまい。

まだ、VSは観れてないんです。汗 萌えどころ、多かった?

みなさんと共感したくて、また出てきちゃうかも(笑)。