シーマス915c 26 | ~ 嵐気に包まれて ~

~ 嵐気に包まれて ~

嵐さんのメンバーのお名前や雰囲気をお借りした読み物です。
腐的描写や暴力的シーンがあります。
気を付けてご訪問ください。
山、大宮、櫻葉、モデルズ、にのあい等、様々なCPのお話がありますので
お気に入りのCPでお楽しみください。

メンバーのお名前や雰囲気をお借りしたお話となっております。
BL的描写が含まれている場面があります。

苦手な方は入らないでください。

 

最初のお話はこちら ⇒ 「シーマス915c 1」

前回のお話はこちら ⇒ 「シーマス915c 25」

 

★─☆。o゚。★─☆。o゚。

 

 

「あっ、いっつ。」
 

野菜の世話をしていたマサキが、
引っ掛けて亀裂の入ってしまった爪をむしり取る。

目覚めてからもうすぐ2週間だ。爪も伸びる。
 

「爪切りってどこかで見たような・・・。」
 

確かスポーツジムに簡単な医療品が納められたボックスがあったはずだ。
 

「え~っと、あったあった。」
 

がさごそとボックスの中を漁り、爪切りを探し出す。

 

パチン。 パチン。
 

「あっ、飛んでっちゃった。」
 

ティッシュを広げて受けていたのに、一片がどこかに飛んで行ってしまった。
 

ジー・・・。
 

部屋の隅で待機していたロボット掃除機が、
すかさずやってきて爪を吸い上げてゆく。

 

「くふっ、よろしくね。」
 

ついでに足の爪も切ろうとソックスを脱ぐ。

こっちは通常手でむしることが多いのだが、親指だけは爪切りでないと切れない。
 

「ん?」
 

ジー、ガチン! ジー、ガチン!

ロボット掃除機が壁にぶつかっては後退し、またぶつかってゆく。
 

「変なの。何してんだろ。」
 

近づいて持ち上げる。

コンピューター制御されているため、一つ一つには手動のスイッチはないようだ。
 

「これもエラーかな~。

ほら、あっちに行って。」
 

向きを変えて床に戻してやる。
 

ジー・・・。
 

「わっ、なんだ?」
 

入ってきたショウと入れ替わりに通路へと出てゆく。

ショウの足にぶつかりそうになっているのに避けようともしない。
 

「どうしたんだ? あのロボット。」
 

「よくわかんないんだけど、ちょっと調子悪いみたい。」
 

「ふ~ん。」
 

パチン! パチン!

足の爪も切り終え、ティッシュを丸めて捨てる。
 

「おしまいっと。

 あ、爪伸びてない? 切ってあげよっか。」
 

「え? いいよ。」
 

「いいからいいから。 ついでだし。」
 

「いや、ほんといいって。」
 

抵抗するショウの足を掴まえて自分の膝に乗せる。
 

「あれ? あんまり伸びてないんだね。」
 

「この前切ったばかりだからさ。」
 

「なんだ。そうだったんだ。

あのさ、知ってる?」 
 

楽しいことを思いついた時のくせで、マサキの瞳がくるっと回る。
 

「え? 何を?」
 

「目、つぶって。」
 

「目? なんで?」
 

「いいから。」
 

「う、うん。こう?」
 

「じゃあね~、今触ってるのはどの指だ?」
 

ショウの足の指を一本つまむ。
 

「え~っと、人差し指?」
 

「え? ショウちゃん、すっご~い!」
 

「は?」
 

「これね。みんな中指って答えるんだよ。

足の指って人差し指を触っても中指みたいに感じるの。」
 

「そうなのか?」
 

「うん。絶対そうだって。

ほんとに人差し指だと思った?」
 

「ん~、そんな感じがしたんだけど。」
 

「ね、俺にもやって。」
 

「いいよ。」
 

同じように足をショウの膝の上に載せると、目をつぶる。
 

「じゃ、これは?」
 

ショウがマサキの指をつまむ。
 

「くふっ、中指だと思うけど・・・人差し指!」
 

「ブーッ! 中指。」
 

「え? ショウちゃん、ずるいよ。」
 

「ははっ、別にずるくないよ。」
 

「ね、ね。 もう一回。」
 

「いいよ。 じゃ、これは?」
 

「ん~、今度こそ人差し指!」
 

「ブーッ! 中指でした~。」
 

「ちょっ! ショウちゃん!」
 

「はははっ。」
 

 


 

「カズ。 今いい?」
 

ライブラリーへと向かうカズをマサキが呼び止める。
 

「いいけど、何?」
 

「ちょっとカフェで話さない?」

 

それぞれコーヒーのカップを持ってカフェのテーブルにつく。

マサキのトレイにはビスケットを盛った皿も載っている。
 

「これ美味しいんだよ。 

子供の時に食べたみたいな素朴な味で。」
 

「ふ~ん。」
 

カズが一つつまんで口に入れる。

ほのかな甘さとサクッとした触感が懐かしい。
 

「ほんとだ。 うまい。」
 

「でしょ?」
 

嬉しそうに笑ったマサキもビスケットに手を伸ばす。
 

「で、話って?」
 

「うん。 あの・・・。」
 

どこか思いつめた様子。
 

「何よ。 そんな深刻な顔しちゃって。」
 

カズが茶化すように言っても表情は晴れない。

 

「あのね、ショウちゃんのことなんだけど・・・。」
 

「ショウが? どうかしたの?」
 

「うん・・・。」
 

いつも明るく快活なマサキにしては珍しく沈んでいる。

 

「足の裏が・・すごく柔らかいんだ。」
 

「は? 足の裏? 何のこと?」
 

何を言い出すのかと思ったら足の裏?
 

「この前、爪を切ろうとして足に触ったんだけど、

 すっごく柔らかかったんだ。」
 

「う~んと、それが?」
 

「だってさ、人によって違いはあるとは思うけど、

足の裏ってある程度固い部分があるじゃない? 靴擦れとかタコとかさ。

30年以上も歩いたり走ったりしてるわけだから。」
 

「まあ、それはそうかな。」
 

「なのに、赤ちゃんみたいにぷにぷになの。」
 

「え?」
 

「まるで今まで歩いたことがないみたいに・・・。」

≪つづく≫


★─☆。o゚。★─☆。o゚。

 

この足の指の下り、「ロンバケ」で山口さんと木村さんがじゃれてたシーンです。 あれ好きだったな~。

 

「しやがれ」、ちさ子さんの悪魔っぷりが豪快だった(笑)。

留守電でのギャグに翔さんがわざとらしく爆笑。 
他メンは笑わない設定なのに、ちょっと刺さっちゃって思わず笑っちゃう大野さんが可愛い。

ストラディバリウスの音色、ちゃんと当てましたね。さすがです。

時々、芸能人格付けチェックみたいな番組で、ミュージシャンの人も結構間違えてますよね。

ペアダンスをやりたいというセクシーゲストに、「あれは無理無理無理無理。 僕とニノちゃんの付き合いスゴイ長いから絡み合える」って、ダンス自体が難しいんじゃなくてペアを組む相手が重要ってことを強調する相葉さん。 にのあい~( ´艸`)

ワイプでニノちゃんを抜いて欲しかったな~。 あのちょっとはにかんだような顔が見れたかも。
フィンガーダンスもすごかった。 あんなに繊細に動かせないよね。
 

え~っと私事ですが、11日に護身術のベルトテスト(空手とかの昇段テストみたいの)を受けることになりまして、この前の日曜日にワークショップ(テストの内容を予習する)に参加してきました。

そこで判明した衝撃の事実。 なんとテストを受ける人が4人、うち女子は私1人。チーン・・・。ガーン

今までは誰かしら女子がいたので女子同士でも組めたんですけど、今回は男子と組むしかない。

いや~、も~ほんとに大変でした。 男子って細身の人でも重いし太いのよ。何が?(笑)

ミット打ちのミット持ってるだけでも超疲れるし、キックなんてまともに受けたら吹っ飛ぶからね。

グラウンド(寝技)も結構あるんだけど、上からがっつり乗っかられると息ができないし肋骨がきしむ。 
そして体勢を入れ替えようとしてもびくともしない。 女子相手なら決まる技が決まらない。えーん
唯一有効なのは、首に足引っ掛けて肘とか決めるやつ(前に岡田さんが翔さんにかけてたやつね)。
これは逆に男性の首だと太くて折れなさそうで思いっきりかけられて楽。ニヤリ

「グラウンドに持ち込まれる前に倒す!」って豪語して誤魔化そうとしたけど却下された(笑)。

ま、図らずも3人もの若い男にがっつり抱かれてきましたけどね。 ←言い方(爆)