ママたちへのメール(11) | とりあえず

職場の同僚のママ友に原子力の専門家がいらっしゃり、彼女からのメールの続きを送ってくれました。


今日のニュースを聞いて私自身が不安を感じていましたが、今回はこれを受けてのアドバイスです。心配されている方も多いと思いますので、早速シェアさせていただきます。一方、金町浄水場の検査とは別に行われている水道の蛇口から採取した水道水の検査では基準値内というニュースを見つけました。幸い(?)ニュースは速やかに発表されていることだし、ここは冷静に。。。


「東京の蛇口では基準値の範囲 12都県で検出 

2011.3.23 15:17

 文部科学省は23日、宮城、福島、奈良、大分県をのぞく各都道府県で22日に水道蛇口から採取した水道水の放射性物質(放射能)水準の集計結果を発表した。前日より4県多い12都県で放射能が検出された。ただ、国の基準値は超えていなかった。

 東京都(新宿)の水道蛇口では水1キロ当たり放射性ヨウ素19ベクレル、放射性セシウム0・31ベクレルが検出された。

 東京では、金町浄水場で行われた、これとは別の調査で、乳児の基準を超える210ベクレルのヨウ素が検出されている。

 今回の集計結果で基準値を超えなかった理由について、文科省は「浄水場と水道の蛇口で調査地点が異なる。調査場所も違うから」と推測している。

 宮城、福島、奈良、大分については、機器の故障や東日本大震災の被害などで、データが集計されていない。」


東京の浄水場から放射性ヨウ素検出のニュースのみを受けてのメールです。ご参考まで。


みなさまから連続してメールが届きました。

ぱっと検索した結果
----------
2011年03月23日16時16分
提供:時事通信社


東京都は23日、金町浄水場(葛飾区)の水道水から乳児向けの飲用基準の約2倍に当たる放射性ヨウ素131を検出したと発表した。同浄水場の供給先の23区と武蔵野、町田、多摩、稲城、三鷹の5市に居住する住民に対し、乳児の水道水摂取を控えるよう要請した。


 都水道局は、同基準について「長期にわたり摂取した場合の健康影響を考慮して設定したもので、代替となる飲用水が確保できない場合は、摂取しても差し支えない」と説明。石原慎太郎知事は「今後も継続して検査結果を公表していくので、水の使い方を冷静に行ってほしい」と呼び掛けた。


 水道局は、福島第1原発の事故との因果関係に関しては、「どう水源に影響したかは分かりかねる」としている。


 食品衛生法に基づき定められた、乳児向けの飲用基準の暫定的な指標値は1キログラム当たり100ベクレル。22日午前9時に同浄水場で採取した水道水からは2倍以上の210ベクレルが検出された。23日午前9時採取分では190ベクレル(速報値)だった。乳児以外向けの基準値300ベクレルは下回っている。放射性セシウム137は検出されなかった。また、同水道局の他の浄水場の放射性ヨウ素の値は、22日午前9時時点で朝霞浄水場(埼玉県朝霞市)では検出されず、小作浄水場(東京都羽村市)が32ベクレルだった。
----------


というのによるもののとして、このメールを書いています。


現時点で、私はこれ以上の情報を有していないこと、ご了解ください。


・水の暫定基準は、○ベクレルの水を平均的な1日の摂取量に基づき1年間飲み続けた場合1mSvの被曝をするという基準です。


・よって、今日や明日いつも通りに飲んだからと言って、健康影響はありません。

・とはいえ、被曝を避けるには、当該水道水を摂取する量を減らすことが対応となります。

・水道水摂取を控えるとは、飲料のみならず結果として口に入るもの、すなわち料理に使うものすべてです。

・沸騰させても意味がありません。

・ヨウ素131は、放射線(β線)出しながら、放射線を出さないキセノンに変わっていきます。放射線の量はヨウ素の量に比例するので、ヨウ素がキセノンになった分だけ放射線の量も減ります。その減り方のスピードは、8日で半分です。8日で半分、16日ではさらに半分・・・となるので、時間がたつとほぼゼロになります。この減り方は汲み溜めした水でも体内に取り込んだ場合も同じです。

・よって、8日経てば、汲んでいた水のヨウ素181の量は半分になりますが・・・ただ水道水を8日汲み溜めした場合の安全性は、私はわかりません。今日の値は雨の影響があると思われるので、冷静に報告される数値をみながら対応するのがよいと思います。

・水道水摂取は内部被曝につながりますが、それ以外の使用方法(洗濯、入浴等々)は外部被曝のため、、人体への影響ははるかに小さく問題にはなりません。


取り急ぎ。