今朝
兼高さんが夢に現れて
行きましょう! と微笑む
えっ?
どこへ? と問うと
パンナムでならば
どこへでもと
また微笑む
ならば
以前に観たスペインでの
ダリに会いたいと言うと
ええ
もちろん と
パンナム機は飛び立った
ダリは
ようこそと微笑むと
キミの絵は
いずれ 僕のようになると笑った
いえ
ただの落書きですと
うつむくと
そんなことはない
いつか
表に出る日が来ると
握手をしてくれた
そうだ
私のように
髭を付けたら良い
そこが
アンテナとなって
アイデアが湧いて来ると
ではと
髭を伸ばし始めたら
それは似合わないわよと
兼高さんに切られてしまった
あっ! と
思った瞬間 目が覚めた
♯524
時折
突然 頭の中で
アラウンド・ザ・ワールドが
流れることがあって…
古き良き時代というが
僕ら世代の昭和は
確かに楽しかった
特に
ガキの頃に見た憧れは
大人になった今でも鮮明に残り
多くを振り返るばかり
そのひとつが
兼高かおるさんで
まだ見ぬ
見られぬ世界を
毎週末 見せてくれた
おかげで
その後 この国を出る時には
是非とも
パンナム機でと思い
それに間に合った僕らは
今まだ
頭の中で
あの
アラウンド・ザ・ワールドが
流れている
パンナムの翼
すればもちろん
兼高さんの姿もそこにあって
もしや
やっぱり
初めて憧れた方だったと
今頃 確信などする
お会い出来たのは
1度だけ
それでも
その瞬間の映像は永遠に残り
目黒を通ると
素通り出来ず手を合わす
あの頃は
良かったですね と呟くと
次の世では
ご一緒しましょうねと
聞こえた氣がする



