僕ら昭和世代の中では
いつぞやか
明治が
大正が
整理されて行く過程を
見せられて来たように
昭和もまた
そろそろ
そんな時分に差し掛かって来たようで
憧れた名優たちが
次々といなくなる今日この頃
更には
その方々の齢にも近づき
また
気が付くと
追い越してもしまうこの身体
やがてその順番もここに訪れ
新たな日本人たちへと
心繋ぐのだろう
昭和 平成 令和 と生き
もう少し
身体大事に生きたならば
次の世も見られるかもしれないけれど
急ぎ足で過ぎる時間と格闘し
それでも
今に名を残すことなく
今に消える
ただし
その今 って時を
出来るだけ先延ばししたいと
また
時間と身体と心とが
格闘を続けるわけです
そう
身体と心とが
健康でいてこそ
欲しい時間だから…
最初に
我が身の衰えを実感するのは
目で
次が 髪
そして 足腰
それから
性欲… なんて
いつぞやか呑んだ席で
先輩たちが笑って話してたけれど
50を越した頃から
なんとなく実感し出し
今
還暦ともなれば
なるほど なんて
痛感するわけで…
それを
後輩たちに熱弁しても
今まだわからん話と
流されてもしまう
あの日
僕らがそうだったように…


