言葉にすれば 角が立つ
書き込めば
一瞬で世界へと広がる
そんな恐い世の中に於いても
わずかに差す光はあるはずだと探し さ迷う
先は相変わらず見えないけれど
石橋を叩きながら渡るほど
器用ではなく
その場の直感で えい! って飛び越えるような
そんな生き方をしてきたもんだから
時折 振り返ると その橋は崩れ落ちていて
誰ひとり後ろにはなく
また 前にも誰もない
ただし それを批判する者もないが
それに加勢する者もない
孤独が好きなはずはなく
それでも 群れることは避け
同じ姿で歩くことを嫌い
それでも目立たぬようにと
下の方を歩く
いつの頃か
口は災いだと 知らされて
一度 頭に戻してから言葉を吐く
昭和は遠くなってしまい
平成で大怪我を負いながらも 生き延びて
令和なる世の中に期待などせず
自分の感性だけを信じて
友達はもう 増やすことなく
言葉なくてもわかる
大事な数人とだけ バカを言い
なんとなくだけ
身体を気遣い
タバコは止めたが
舐めるくらいの酒は頂く
目頭はすぐに熱くなり
次の言葉を探しながら
うまい言葉は見つからず
あの頃 って時ばかり
振り返る
綺麗な女性に振り返り
同世代には安心し
男とは なんぞ! などと思いもせず
年寄りたちには
心を許す
もう少し 身体を大事に生きたならば
もしや 次の世も見れるのかも? と
令和に消える運命をわずかに遮る心を持ち
激しく生きたあの頃を懐かしみながら
そこへと連れ添った連中の
今はなき笑顔に涙して
わずかでも穏やかに生きたいと 怒ることをやめ
聞きたくない話題には 耳を背ける
男として生きたことを
嬉しくも思い
もしも もしも
次の世があるのならば
またこの自分になりたいとも願う
そしてまた
同じ家族と過ごし
同じ生き方でと
思うだけの。。。


