昨日、進撃の巨人The Final Season 完結編 後編を観ました。







凄かったです!ガーン




決戦の場所にある飛行船発着所に大勢のエルディア人たちが取り残されるのですが…

どこかで、見たことがある場所だな…と、思ったら…

イスラエルにある「マサダの要塞」にとてもよく似ていました。


私も昔ここへ行きましたが、高い切り立った岩の上にある要塞で、そこは正に何人も寄せ付けない鉄壁の「天空の城」という感じでした。

若い私は、青空の下、何も知らずに、ここを全速力でグルグル駆け回ったのを今でも鮮明に覚えています。

ここは、ローマ帝国からの支配に抵抗した古代のイスラエル人たちが、3年半も立て籠り自害して果てた悲劇の場所と言われています。

イスラエル人にとって絶体絶命最後の砦。

なので、マサダ要塞だと思えば、追い詰められたエルディア人たちが最後を迎えるに、これ以上ない打ってつけの場所に思えました。

エルディア人たちとイスラエル人たちは、なぜか似ています。

思い返すと、壁内人類であるエルディア人たちへの差別と虐殺の歴史は、そのままユダヤ人たちの悲惨な歴史と重なる!?

もしかしたら、それを意図して描かれているかもしれません。

しかも、マサダ要塞では、最後の最後で「内輪揉め」があったと言われていますが…

アニメでも同じように「この期に及んで殺し合いか!?」と、言われる小競り合いする場面がありました。

こんな場面をわざわざ入れ込むとは…!

やはり、エルディア人=ユダヤ人だよ、とでも言いたいのでしょうか?


そして、更に象徴的なのはこの場面…

ミカサがエレンの首を抱えるシーン…

これも、バプテスマのヨハネの首を抱えるサロメのよう…

色々なパンくずがありますが、点と点は中々繋がりませんあせる

バカだから…( ;∀;)


…でも、1つ予想が当たったのは、

今のこの私たちのいる世界が「進撃の巨人」後の世界であるということでした。



作者の諫山創先生は、「進撃の巨人は、この世界の映し鏡」と、仰っていましたが、正にここでその言葉の意味がわかりました。

ミカサが亡くなり…

エレンの墓が風化して…

「進撃の巨人」の世界が跡形もなく消え去っても…

戦いは一向になくならない…

これが、一体何を意味しているのか?

「行ってらっしゃい」

…と、言われたエレンは果たして何処へ…!?

「進撃の巨人」は、間違いなくこの世界の秘密を私たちに教えるために送り出された漫画だと思います。

また、1話から読み直してみようかな…真顔