毎週楽しみに観ているアニメ「進撃の巨人
The Final Season」



第80回は、本当に衝撃回でした

アニメとしても映画としても、これほどのものを今までに観たことがありません





心の奥底にある「無意識の記憶」が揺さぶられるような恐怖を感じます

そして…
ついに「地鳴らし」が発動されました。
(「均」のではなく「鳴」という音で表す文字を使うことで恐怖倍増
)

主人公エレンがエルディア人の自由を奪うものたちを全て踏み潰すために、壁に潜む幾千万体もの巨人を解き放ったのです。
「進撃の巨人」は、どんどんどんどん救いようのない絶望に向かって突き進んで行きます。
誰も止められない!

「しーんぞーをささげよ~♪」なんて気楽に歌っていた頃が懐かしい…

もう、あの希望溢れる勇ましい曲調は絶対ムリ

もう、国とか人種とかの争いなんて小さい話ではありません

地球の一大事です

ところで…
作者の諫山創先生は、「なぜ、「進撃の巨人」の世界は西から太陽が昇るのですか?」という読者の質問に対して「「進撃の巨人」の世界はこの世界と鏡で映したような世界だということを言いたかった。」と、回答していました。(じゃもしかして、バカボンの世界もこの世界とリンクしてたのかも…!?
)

私たちのこの世界と鏡で映したような「進撃の巨人」の世界…

やはり、私たちが生きているこの世界と無関係な話ではないのかもしれない…と、思いました。
以前ブログでも書きましたが…↓↓↓
私は、「人類の起源」について興味津々です…



なので…
「進撃の巨人」は、「人類の起源」の秘密を描いてるのでは…と、ついつい勘ぐって妄想を広げてしまいます



私たちホモサピエンス族もその昔、エルディア人が「地鳴らし」をするように、他の全世界の人類を全て根絶やしにしてしまいました。
(すみません



また、ここから私の幼稚な妄想話なのですが…
)


強いて言えば、私たちが生きている今のこの世界は、ホモサピエンス以外の全ての人類を死滅させた「地鳴らし後の世界」です。
二千年前のユミルの時代、エルディア人がマーレに比べて大したことない種族だったように、ホモサピエンスも頭脳的にも体格的にも大した種族ではなかったようです。
では、なぜそんな「しょぼい」種族が全人類を根絶やしになんてできたのでしょうか?
エルディア人の場合、ユミルという巨人を手に入れたことにより世界を征服できたのですが…
ホモサピエンスも同じように「誰か」から「何か」を手に入れたことにより、他の人類を根絶やしに出来る強大な力を手に入れたのではないのでしょうか?
(「サピエンス全史」では、「宗教(虚構)=神」を手に入れたことにより大人数をまとめ上げ根絶やしに成功したとありましたが…)

ユミルが何かムカデのようなものをもらって巨人になったということをこの絵に表しているみたいですが…
これは、ひょっとしたら私たちがよく見るこの絵のことかもしれません。
アダムが受け取ったこの木の実が、実際的には何を表しているのか分かりませんが、何万年も前にホモサピエンスが他種族を根絶やしにするための「何か」を得たことは確かなような気がします。
(でも、なぜ他の人類ではなく、ホモサピエンスだけがもらえたのかは謎ですが…)
「世界は残酷なんだから」…
「進撃の巨人」にも何度となく出てくるこの言葉…
「残酷なホモサピエンス」に苦しめられる人間や動物たちのことを考えると、「進撃の巨人」の世界だけではなく、この世界も救いようがないほど残酷です

「進撃の巨人」は、私たちの残酷なこの世界の「映し鏡」となって何を示してくれるのでしょうか…?
これからの展開が、楽しみです



↓「進撃の巨人」について書いた過去ブログ