オニュ(ONEW)今さら「Rainy Blue」 | ariさんは遊んでばっか

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前回のブログで

おばさま方のおしゃべりを瞬時に封殺した

あの伝説の魔物が住むという動画。(いや、魔物というより、むしろ神様)

 

10年前の動画で何を今さら語っているの?とSHINeeファンの方に笑われそうだけど

ariがこの動画に出会ってしまったのが半月ほど前だったので

仕方ないのだ。

 

 

それにしても、あの時

自動再生していたariんちのYouTubeでなぜ

無数にある音楽動画の中でこの動画が再生されたのかしらね。

まさに、ラブストーリーは突然に。ジャカジャ~ン!!

 

しつこい性格なので、凝り出すと止まらない。

多分少なくとも50回ぐらいは聴いているはず。

表示されている再生回数のうち、50回分はariです、たぶん。ウシシ

 

静かな歌い出しから澄んだ声がまっすぐに心に飛び込む。悲しみが共鳴する。

大サビに近づくにつれて、徐々に感情が高まり苦しくなるほど心が伝わる素晴らしい歌声。

そして絶妙なタイミングで・・・涙・・・・。ああ!ロンリネスえーん

 

・・・・。絶句。笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

彼にしてみれば、外国語で歌っているのに、どうしてこんなにも悲しみが伝わるんだろう。

きっとこの人の声には何か催眠性のアブナイ成分が入っているに違いない。

 

お恥ずかしいことに、ari個人の韓国歌手の方に対するイメージは、チョウ・ヨンピルさんの

「釜山港に帰れ」だの、冬ソナの主題歌だのといったあたりでフリーズしていたことに加え、

歌唱イメージが、「全面に細かいビブラート」「裏声に哀愁や涙の感情が色濃い」といった

先入観にも囚われていた。昔の韓ドラのOSTを聴いても割とそんなイメージで、

「泣き・哀感」の音楽だとariは勝手に解釈していた。(20年ほど認識がずれている)

 

ただ、25年程前から日本にやってくるようになった韓国の歌手の皆さんは

アイドルグループももちろん、本当に例外なく歌がうまかったし、

日本語の勉強もちゃんとされていた。

 

(そのへんが日本のアイドルは、まだ弱いよなあ・・・・)

 

そういう人しか海外には出られなかったに違いない。音楽も変わった。

そういった韓国のエンタメ事情も、この動画をきっかけに少し知るようになった。

なんでも好きになってみるものである。

 

 

この動画を見たとき、彼が有名なアイドルグループのリーダーだなんて知るよしもなく

ひたすら歌の世界に引き込まれたari。

 

選曲も良かった。少し古い曲だが日本人にはよく知られたヒット曲だったし

ONEWの声や歌唱力にもぴったりだった。

 

それだけで、聴衆の心をつかむには十分だが、それだけではなかったのではないかと

ariは思う。勝手に思う。

 

この動画を見ていて思い出したのが

槇原敬之さんの、かつてオリンピックソングに起用された「足音」という曲だった。

槇原さんはもともと、歌い方がまっすぐで、心の素直さを感じる。

といっても、それはariだけの感覚なのかもしれない。

 

でも、ビブラートをあまりかけ過ぎず、伸びのある声をまっすぐに響かせると

技巧的であったり、自身に酔いしれたように歌われるよりは遙かに、

聞き手の心にストレートに伝わるように思うのだ。

歌調にもよるし

もちろん、声そのものに絶対的な魅力がなければならないが。

 

それから、もう一つ。

音楽って演技力も大切なんだな、ともあらためて思う。

(韓国の俳優さんは歌が超うまい人も多いが、これはまた別の話)

 

歌の定位置につく前のテミンをじっと見つめる目から、すでに演技開始。

 

1コーラス目は、いわば舞台の状況説明。静かに淡々と。泣かない。ため息。

 

2コーラス目。彼女の思い出や消せない自分の未練に悲しみが次第に押し寄せる。

 

大さび。思い出があふれるのに、たった一人でいる自分。激情から我に返り静かにそっと涙。

 

涙は見せるが、歌声は決して泣きすぎない。これ、大切。

1曲の中に物語がある。気持ちが届く名演。

ONEWさん当時24歳。さすがです。

 

 

最後に。

 

Rainy Blueは徳永英明さんの名曲で、ariも以前から大好きだった。

でもね。

ONEWの歌を聴きながら初めて思ったのだけど

 

雨の中、午前0時に電話ボックスから別れた彼女に電話をかけてくる元彼って・・・・

・・・・・ちょっと怖いかも。

 

 

ま、今や「電話ボックス」ってナニ???と質問される時代であることも

ariは怖いけど。あせる叫び