2009/09/28
見なきゃよかったかな
バカだなぁ
あの部屋に
出入りしてるのが
私たちだけじゃないって
そんなこと
わかってたはずなのに
いっぱい
聞きたいことがある
なぜ
あいつの部屋だったのか
この後
何があったのか
この中に
1番はいるのか
見たくなかった
でも
知っておきたかった
絶対侵せないと
ずっとずっと
我慢してた領域に
あっさり座って
あいつの隣で
微笑む彼女たちが
憎たらしくて仕方ない
私が
遠く離れた所で
愚かな想像だけを
巡らせているこの瞬間も
蝶の姿を目の前にして
日常生活を送っている人たちが
確かに存在している
考えないようにしてたけど
それが現実
蝶の人生に
今の私は
あまりにも"部外者"で
あまりにも"非日常"で
どんなに愛していても
数ヶ月に1度現れても
何の意味もないのかもしれない
考えたって仕方がない
いま違う世界で生きてるのも
メールが返って来ないのも
紛れもない事実なんだから
諦めよう
いいじゃないか
ただ好きなだけで
醜い嫉妬は
身を滅ぼすだけだと
私は学習したはずだ
やめておけ
何も感じちゃいけない
違うの
これは成長
だからきっと
すごく喜ばしいことなんだ
ちょっとだけでいい
自分を奮い立たせるために
今はまだ
幸せな想像を
巡らせちゃダメですか
負けてしまいそうな自分は
確かに情けないけど
そうでもしないと
本当に壊れてしまいそうで
逢いたい
なぜ
あの人たちは
毎日蝶に逢えるの
バカだなぁ
あの部屋に
出入りしてるのが
私たちだけじゃないって
そんなこと
わかってたはずなのに
いっぱい
聞きたいことがある
なぜ
あいつの部屋だったのか
この後
何があったのか
この中に
1番はいるのか
見たくなかった
でも
知っておきたかった
絶対侵せないと
ずっとずっと
我慢してた領域に
あっさり座って
あいつの隣で
微笑む彼女たちが
憎たらしくて仕方ない
私が
遠く離れた所で
愚かな想像だけを
巡らせているこの瞬間も
蝶の姿を目の前にして
日常生活を送っている人たちが
確かに存在している
考えないようにしてたけど
それが現実
蝶の人生に
今の私は
あまりにも"部外者"で
あまりにも"非日常"で
どんなに愛していても
数ヶ月に1度現れても
何の意味もないのかもしれない
考えたって仕方がない
いま違う世界で生きてるのも
メールが返って来ないのも
紛れもない事実なんだから
諦めよう
いいじゃないか
ただ好きなだけで
醜い嫉妬は
身を滅ぼすだけだと
私は学習したはずだ
やめておけ
何も感じちゃいけない
違うの
これは成長
だからきっと
すごく喜ばしいことなんだ
ちょっとだけでいい
自分を奮い立たせるために
今はまだ
幸せな想像を
巡らせちゃダメですか
負けてしまいそうな自分は
確かに情けないけど
そうでもしないと
本当に壊れてしまいそうで
逢いたい
なぜ
あの人たちは
毎日蝶に逢えるの
2009/09/21
ふたりきり
そんな甘い響きを
体感できる瞬間が
私の人生においても
用意されているなんて
神様も粋なはからいをしたものだ
その時間
およそ45分
あいつと2人だけになったのは
おそらく
1年半前
最後の春の夜以来
幸せだとか
そういう言葉では
もう表現できない感情で
身体がいっぱいだった
あれほど
今自分のおかれた状況に
自信が持てないことはなかった
ピンポンを押す時
どれだけ緊張したか知ってる?
早かったねって
寝ぼけ眼で
財布を持ったあいつが
玄関に出てくるまで
どれだけ不安だったかわかる?
いつ帰れって言われてしまうのか
いつ機嫌が悪くなってしまうのか
その一秒が来るのが
怖くて
怖くて
カーテンの隙間から
部屋の中にとろけた
高い太陽が降らせる
輝きを梳いた光が
無造作に蝶を照らした
懐かしい部屋着
水色のTシャツ
上背も
身体の厚みも増して
その半面
線の細さは相変わらずで
髪も幾分短くなっていた
あれほどじっくり
蝶の顔を見たのは
初めてかもしれない
その笑顔は
どこまでも
柔らかく美しく
しかし
もうちゃんと
男の人になっていた
いま
この瞬間
永い永い時の中で
蝶と
同じ空間で生きている
それが
他の誰でもなく
私であること
これを
奇跡と呼ばず
何を奇跡と呼ぶというのか
蝶が
目を細めるたびに
愛しさと幸福感が
頭の中に拡散した
時折恐ろしくなる
どれだけ
私は果報者なんだろう
同じ年に産まれ
同じ町で育ち
偶然互いを知った
先に延びたレールも違うし
欠けているものも
たくさんあるけれど
それでも
私がいま生きていて
あなたも生きているということ
これだけで
尊すぎる奇跡じゃないか
愛する人と
一緒に生きていく
それって
こんな感じなのかなと
素直に思えた
次があるか
私にはわからない
もしかしたら
今日が最後かもしれないし
次までに
信じられないくらい
悲しいことや
苦しいことがあるかもしれない
けど
またねの一言で
きっと生きていける
それを
明日を生きる希望にして
乗り越えていきたい
蝶の隣に
再び立てる日のために
そんな甘い響きを
体感できる瞬間が
私の人生においても
用意されているなんて
神様も粋なはからいをしたものだ
その時間
およそ45分
あいつと2人だけになったのは
おそらく
1年半前
最後の春の夜以来
幸せだとか
そういう言葉では
もう表現できない感情で
身体がいっぱいだった
あれほど
今自分のおかれた状況に
自信が持てないことはなかった
ピンポンを押す時
どれだけ緊張したか知ってる?
早かったねって
寝ぼけ眼で
財布を持ったあいつが
玄関に出てくるまで
どれだけ不安だったかわかる?
いつ帰れって言われてしまうのか
いつ機嫌が悪くなってしまうのか
その一秒が来るのが
怖くて
怖くて
カーテンの隙間から
部屋の中にとろけた
高い太陽が降らせる
輝きを梳いた光が
無造作に蝶を照らした
懐かしい部屋着
水色のTシャツ
上背も
身体の厚みも増して
その半面
線の細さは相変わらずで
髪も幾分短くなっていた
あれほどじっくり
蝶の顔を見たのは
初めてかもしれない
その笑顔は
どこまでも
柔らかく美しく
しかし
もうちゃんと
男の人になっていた
いま
この瞬間
永い永い時の中で
蝶と
同じ空間で生きている
それが
他の誰でもなく
私であること
これを
奇跡と呼ばず
何を奇跡と呼ぶというのか
蝶が
目を細めるたびに
愛しさと幸福感が
頭の中に拡散した
時折恐ろしくなる
どれだけ
私は果報者なんだろう
同じ年に産まれ
同じ町で育ち
偶然互いを知った
先に延びたレールも違うし
欠けているものも
たくさんあるけれど
それでも
私がいま生きていて
あなたも生きているということ
これだけで
尊すぎる奇跡じゃないか
愛する人と
一緒に生きていく
それって
こんな感じなのかなと
素直に思えた
次があるか
私にはわからない
もしかしたら
今日が最後かもしれないし
次までに
信じられないくらい
悲しいことや
苦しいことがあるかもしれない
けど
またねの一言で
きっと生きていける
それを
明日を生きる希望にして
乗り越えていきたい
蝶の隣に
再び立てる日のために