2009/10/05
しばらく
動けなかった
皮膚のすぐ下で
何かがうごめいているような
小刻みな寒気とともに
とめどなく溢れる
念にも似た
蝶への憧憬
相談なんて
一生されないと思ってたよ
たとえそれが
仕事絡みであっても
千じゃなく
私に最初に言ってくれたこと
5日も前のメールに
遅れても
忘れないで
ちゃんと反応してくれたこと
私の名前が
蝶の脳の中に
記憶として収まっていること
なんだかどれもこれも
ものすごい奇跡な気がして
愛というものの正体は
こんなにも曖昧で
こんなにも不確かで
なのになぜ
こんなにも私を強く
つき動かすのか
重大なことに気がついたのは
それから4日経ってからだった
あれは
蝶の日だ
5年前のあの日
私は初めて蝶に想いを告げ
4年前のあの日
私は蝶に近づくことをやめた
その時に決めた
蝶の日
あの日は
何らかの事件が起きる
5年目のあの日
まさか
蝶から電話が来るなんて
そして
また
事件は起きた
突然映し出される
蝶の名前と番号
震え出す携帯と
鳴りやまない蝶々
それだけ?
じゃあね
些細な些細な
言葉のかけらと
優しいニュアンスが
何度も私を
恍惚の果てに連れていく
これが最後と
彼は言った
念を押すあたり
まだやはり
警戒しているんだろうか
本当に
私はあの人を
愛しているんだ
他の誰に対しても
こんな現象は
起こらないんだから
嫌だなぁ
最後なんて
そんなの
信じられないし
信じたくないけど
きっと
3ヶ月後には
現実になってるんだろうなぁ
動けなかった
皮膚のすぐ下で
何かがうごめいているような
小刻みな寒気とともに
とめどなく溢れる
念にも似た
蝶への憧憬
相談なんて
一生されないと思ってたよ
たとえそれが
仕事絡みであっても
千じゃなく
私に最初に言ってくれたこと
5日も前のメールに
遅れても
忘れないで
ちゃんと反応してくれたこと
私の名前が
蝶の脳の中に
記憶として収まっていること
なんだかどれもこれも
ものすごい奇跡な気がして
愛というものの正体は
こんなにも曖昧で
こんなにも不確かで
なのになぜ
こんなにも私を強く
つき動かすのか
重大なことに気がついたのは
それから4日経ってからだった
あれは
蝶の日だ
5年前のあの日
私は初めて蝶に想いを告げ
4年前のあの日
私は蝶に近づくことをやめた
その時に決めた
蝶の日
あの日は
何らかの事件が起きる
5年目のあの日
まさか
蝶から電話が来るなんて
そして
また
事件は起きた
突然映し出される
蝶の名前と番号
震え出す携帯と
鳴りやまない蝶々
それだけ?
じゃあね
些細な些細な
言葉のかけらと
優しいニュアンスが
何度も私を
恍惚の果てに連れていく
これが最後と
彼は言った
念を押すあたり
まだやはり
警戒しているんだろうか
本当に
私はあの人を
愛しているんだ
他の誰に対しても
こんな現象は
起こらないんだから
嫌だなぁ
最後なんて
そんなの
信じられないし
信じたくないけど
きっと
3ヶ月後には
現実になってるんだろうなぁ