2009/11/08
未送信フォルダに
投稿しないまま
残されたのは
せいいっぱいの
彼への想いの丈だった
私は
こんなにも
彼を愛していたのか
いずれ来る未来を
予想していながら
たった一瞬の
美しい記憶だけを
いつまでも
宝物のように磨いて
いつの頃からか
私の中に
ただただ純粋に
彼のことを大切だと感じる
心情が芽生えた
それは
恋愛とか
男としてとか
利益とか損害とか
そういうものを
遥かに超越したところで
営まれていた感情だった
だからこそ
彼には出来うるかぎり
幸せでいてほしいと
願っていたし
それを一緒に達成するのが
私ではなくてもいいと
思うようになった
けど
私にとっての常識と
彼にとっての常識は
もうどうにも
調和を図れないほど
掛け離れた所にあるんだと
気づかされてしまった
それから
何かが変わった
世の中の色々なことに
意味がある気がしてきた
今まで
彼と天秤にかけては
必要ないと
切り捨ててきた
本当に
たくさんの
大切なもの
たくさんの
選択肢
幼い私は
他のことを
振り切ることでしか
愛情を表現できなかった
また
私が彼に
それを示せる場面も
生活の中に
ほとんどなかった
だから目立つことを
しなければならなかったし
そうすることで
少しでも目を引けるなら
本望だった
だからこそ
今までずっと
気づけずにいた
彼だけに集中していた
色素が
世界中に分散して
少しずつ
視界が色を取り戻し
少しずつ
少しずつだけど
私の世界が周りだす
今なら
少しだけわかる
私が
私の人生を歩むためには
彼の存在は
あるべきでは
なかったのかもしれない
おそらくそれは
彼にとっても同じことで
もっと
違う出会い方をしたかった
私の
10代ほとんどを賭けた
文字通り
命懸けの恋は
いま
静かに
終焉を迎えようとしている
失ったものは
たくさんの未来
残ったものは
右手の傷
この恋に
もしも意味があったなら
きっといつか
彼に出会ってよかったと
胸を張って言える日が来る
過去を振り返るのも
自分を庇うのも
言い訳するのも
今日が最後
さようなら
10代のわたし
不器用で甘えたで
弱くて盲目で
自分勝手で
本当に
どうしようもない奴だったね
もう二度と
会うことはないけれど
私
あなたのこと
結構好きだったよ
さようなら
投稿しないまま
残されたのは
せいいっぱいの
彼への想いの丈だった
私は
こんなにも
彼を愛していたのか
いずれ来る未来を
予想していながら
たった一瞬の
美しい記憶だけを
いつまでも
宝物のように磨いて
いつの頃からか
私の中に
ただただ純粋に
彼のことを大切だと感じる
心情が芽生えた
それは
恋愛とか
男としてとか
利益とか損害とか
そういうものを
遥かに超越したところで
営まれていた感情だった
だからこそ
彼には出来うるかぎり
幸せでいてほしいと
願っていたし
それを一緒に達成するのが
私ではなくてもいいと
思うようになった
けど
私にとっての常識と
彼にとっての常識は
もうどうにも
調和を図れないほど
掛け離れた所にあるんだと
気づかされてしまった
それから
何かが変わった
世の中の色々なことに
意味がある気がしてきた
今まで
彼と天秤にかけては
必要ないと
切り捨ててきた
本当に
たくさんの
大切なもの
たくさんの
選択肢
幼い私は
他のことを
振り切ることでしか
愛情を表現できなかった
また
私が彼に
それを示せる場面も
生活の中に
ほとんどなかった
だから目立つことを
しなければならなかったし
そうすることで
少しでも目を引けるなら
本望だった
だからこそ
今までずっと
気づけずにいた
彼だけに集中していた
色素が
世界中に分散して
少しずつ
視界が色を取り戻し
少しずつ
少しずつだけど
私の世界が周りだす
今なら
少しだけわかる
私が
私の人生を歩むためには
彼の存在は
あるべきでは
なかったのかもしれない
おそらくそれは
彼にとっても同じことで
もっと
違う出会い方をしたかった
私の
10代ほとんどを賭けた
文字通り
命懸けの恋は
いま
静かに
終焉を迎えようとしている
失ったものは
たくさんの未来
残ったものは
右手の傷
この恋に
もしも意味があったなら
きっといつか
彼に出会ってよかったと
胸を張って言える日が来る
過去を振り返るのも
自分を庇うのも
言い訳するのも
今日が最後
さようなら
10代のわたし
不器用で甘えたで
弱くて盲目で
自分勝手で
本当に
どうしようもない奴だったね
もう二度と
会うことはないけれど
私
あなたのこと
結構好きだったよ
さようなら
2009/11/03
私は今まで
何を見てきたのか
5年間
一心不乱に
見つめ
愛したのは
いったい
誰だったんだろう
喪失感というより
圧倒的なまでのカオス
彼は
私に
これほどまでに
嫌われたかったのか
嘘を尽くし
考えうる限りの
暴言を吐いてまで
彼が手に入れたかった
未来とは
何だったのだろうか
彼の話はまるで
私にダメージを与えることを
目的にしているかのように
悪意に満ちていて
つい昨日まで
"友達"のように
話していたとは
到底思えないほど
冷酷だった
大事に思われるということ自体が
迷惑だと
彼は確かに言った
邪魔
迷惑
残念ながらね
そんなの
何回言われても
なんてことない
あなたは無意味に
私を強くしたからね
私が哀しかったのは
彼が
"友達ごっこ"を
していたということ
そしてそれ以上に
腹立たしかったのは
人から大切にされるということの
尊さや
貴重さを
あまりにも
軽んじているということ
私からの想いではない
千や
他のみんなから
注がれている
あたたかい愛や
視線や
好意に対してだ
おそらく
ぬるま湯に浸かって
のうのうと生きてきた彼には
理解できないのだろう
彼に対して
怒りをあらわにしたのは
初めてだった
確かに私は
彼にとって
途方もないほどの
損害を与えたのだろう
それなら
なぜあなたは
1度でも気を許した?
断ることは
いつだってできたはずだろ?
断れないことを知っていて
なんてさ
なぜそうやって
自分の行動の責任を
人に転嫁する?
あれほど牙をむくなら
最初から最後まで
貫き通せばいいだろう?
きっと
私も千も
人を愛することを
知っているからこそ
彼のことを
嫌いにはなれない
けど
今はまだ
何もわからない
彼の意図したことも
いま自分がどうしたいのかも
私たちが
これからどうなっていくのかも
何を見てきたのか
5年間
一心不乱に
見つめ
愛したのは
いったい
誰だったんだろう
喪失感というより
圧倒的なまでのカオス
彼は
私に
これほどまでに
嫌われたかったのか
嘘を尽くし
考えうる限りの
暴言を吐いてまで
彼が手に入れたかった
未来とは
何だったのだろうか
彼の話はまるで
私にダメージを与えることを
目的にしているかのように
悪意に満ちていて
つい昨日まで
"友達"のように
話していたとは
到底思えないほど
冷酷だった
大事に思われるということ自体が
迷惑だと
彼は確かに言った
邪魔
迷惑
残念ながらね
そんなの
何回言われても
なんてことない
あなたは無意味に
私を強くしたからね
私が哀しかったのは
彼が
"友達ごっこ"を
していたということ
そしてそれ以上に
腹立たしかったのは
人から大切にされるということの
尊さや
貴重さを
あまりにも
軽んじているということ
私からの想いではない
千や
他のみんなから
注がれている
あたたかい愛や
視線や
好意に対してだ
おそらく
ぬるま湯に浸かって
のうのうと生きてきた彼には
理解できないのだろう
彼に対して
怒りをあらわにしたのは
初めてだった
確かに私は
彼にとって
途方もないほどの
損害を与えたのだろう
それなら
なぜあなたは
1度でも気を許した?
断ることは
いつだってできたはずだろ?
断れないことを知っていて
なんてさ
なぜそうやって
自分の行動の責任を
人に転嫁する?
あれほど牙をむくなら
最初から最後まで
貫き通せばいいだろう?
きっと
私も千も
人を愛することを
知っているからこそ
彼のことを
嫌いにはなれない
けど
今はまだ
何もわからない
彼の意図したことも
いま自分がどうしたいのかも
私たちが
これからどうなっていくのかも
