友達 | がんと闘いながら子育てしている、お母さんたちへの応援ブログ

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「残念ながら進行がんです」と宣告されてから、十数年。
その時、私は39歳、子どもたちは9歳と6歳でした。
これまでの日々をブログに・・・

私はがんになってから、友達との付き合い方を考えました。

もともとあまり友達が多い方ではありませんでしたが、年に数回会ったり、電話やメールで連絡をとりあったり、年賀状のやり取りをする友達はいました。


がんになったあと、あまり友達に会う気力が持てませんでした。

誰にも会いたくありませんでした。

病みやつれた姿を見られたくなかったし、自分の病気のことを話すのも嫌でした。



私は、友達の中で、もし万が一私が死んだ時、私が死んだことを知らせてもいい人は誰かと考えました。

もう何年も会わず、年賀状のやり取りしかしていないような友達には、もし私が死んでも、そのことを伝えたくはないと思いました。

そういう人とは、(本当に失礼だし、本当に申し訳ないことだとは思いましたが、)まず年賀状のやり取りを辞めることにしました。

年賀状を出すのを一方的に辞めました。 友達からは例年通り年賀状をもらいましたが、あえて返事をだしませんでした。 それで、翌年からは年賀状をくれなくなった友達もいましたが、それでも翌年も年賀状をくれる友達もいました。 でも私は翌年も、その翌年も、年賀状をだしませんでした。



当然のことですが、だんだん年賀状が減ってきました。 

私が本当に失礼なことをしていたにもかかわらず、毎年年賀状をくれ続ける友達には、本当に申し訳なく思っています。 こんなに失礼なことをし始めて、10年以上たつのに、いまだに私を忘れずに年賀状を送ってくれる友達も何人かいます。 毎年、アー元気そうでよかったなと思いつつ、不義理を心の中で詫びています。

でも、あいかわらず年賀状の返事を出す気にはなれません。



メールも電話も自分からはしなくなりました。

メールがきても、返事はせず、 電話にもあまりでませんでした。

本当に失礼極まりない行為ですよね。

それは十分わかっていましたが、そうしました。



ママ友とは、子どもが学校を卒業したら、あまりつきあうこともなくなりました。

外で会えば、挨拶をするくらい・・・。

だから今付き合っているのは、親友一人だけです。

でも、ここ何年かパートをしているので、パート先に行けば色々な年代の人と話をする機会もありますし、

決して社会と切り離された生活をしているわけではありません。

家族もいますし、孤独を感じることもありません。

今はパート先での広く浅い付き合いが、心地よいといった感じです。

パート先での付き合いは、私がパートを辞めれば簡単に切れますから・・・今の私にはこれくらいの付き合い方が楽です。





私は、同情をされるのが何よりも嫌です。

私は若くしてがんになったけれど、決してかわいそうではないとずっと思っていましたし、今もそう思っています。

人から若くしてがんになったなんてかわいそうと思われるのが嫌で嫌でたまりません。

同情の目で見られるのが嫌でした。

だから、私の周りのほとんどの人に私のがんのことを言わず、友達とも距離を置きました。

私の現状を知らせたくありませんでした。 本当はがんで苦しんでいるのに、元気だよとうそをつくのも嫌でした。



がんになったのが、私ではなく他の人だったら、きっと私もその人のことをかわいそうと思うでしょうから、(がんになったら)かわいそうと思われることはしかたありません。

だから、かわいそうと思われたくなかったら、言わないしかないのです。




芸能人で、みんなに公表している人ってすごいと思います。

仕事上、黙っていることで、皆に迷惑をかけるからとか、急にテレビに出なくなったらいろいろ憶測をされるから、という理由で仕方なく発表している場合もあるでしょうけれど、どんな理由であれ、自分の病気、病状を公表することはとても勇気のいることだと私は思います。

最期までがん闘病を隠す芸能人もいますよね。 亡くなったあと、実はもう何年もがん闘病していたという事実がわかる・・・ということもありました。

私は明らかに、後者のタイプです。




でも、私も60歳近くなり、たとえ今私が死んでも、若くして亡くなってしまったとは言われなくなる年になってきました。 もう少ししたら、不義理をしているにもかかわらず、私を忘れずに毎年年賀状をくれている友達に、年賀状をだしてもいいのかもしれないと思うようになってきました。

もう少し年をとって、相手も私を許してくれるなら、また会える日もくるかもしれません。

その時は、「実は私がんだったんだよ」と言えるかもしれません・・・。