「残念ながら進行がんです」と宣告されてから、いつのまにか十数年がたちました。
年月は、一日一日の積み重ねなのだから、一日一日を大切にしようと自分に言い聞かせ、
悲観せず、かといって楽観もせず、淡々と生きてきました。
この十数年の間には、嬉しいことも、悲しいことも、楽しいことも、苦しいこともたくさんありました。
人知れず、死の恐怖におびえることもありました。
自分の人生は苦しいことばかり・・・と嘆くこともありました。
なぜ私がこんな目に!?と運命を恨むこともありました。
前向きになれず、何もしたくないこともたびたびありました。
健康なお母さんを妬むこともありました。
落ち込む時はとことん落ち込みました。
でも・・・・・泣いても、くよくよしても、運命を恨んでも、何も状況は変わりません。
自分ががんだという事実は何も変わらないのです。
最後は開き直って、がんを受け入れるしかありませんでした。
泣いても泣いても、がんが治るわけではありません。
泣いてがんが治るなら、いくらでも泣きますが、そうではないのだから、泣いている時間が
もったいない!! と思いました。
つらい時、苦しい時は無理をせず、弱い自分を受け入れようと思いました。
落ち込んで何もやる気の起きないときは、 何もしなくてもいいのだと思うようにしました。
そういう時もあっていいのだと、思いました。
がんと闘いながら、子育てをがんばっている私は偉いと自分で自分をほめました。
健康なお母さんたちよりもがんばっていると思いました。
完璧なお母さんになろうとは思いませんでした。
つらい時は子どもたちに八つ当たりをしたこともありました。
子どもたちにとっては決していいお母さんではなかったかもしれませんが、
それは、健康で元気なお母さんだって、同じこと・・・。
健康で、元気なお母さんが、いいお母さんだとは限りませんよね!!
私は私の出来ることをやってきました。
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現在、子どもたちは2人とも成人し、それぞれの道を歩いています。
十数年前の私のがんの状態からすると、こんなに長く生きられるとは思っていなかったので、
今は子どもたちの大人になった姿を自分の目で見ることができて本当に嬉しく思っています。
運命はわかりません。
自分がどれだけ生きられるかなんて、誰にもわかりません。
泣いて過ごしても一日、笑って過ごしても一日ですよね。
同じ一日なら、笑って過ごしましょう!!
きっとその方が、子どもたちも安心するはず・・・。
がんと診断されたからといって、あなたの人生が明日終わるわけではありません。
がんになってからだって、あなたの人生は続くのです。
がんになってからの日々をどう生きるかは、あなた次第です。
このブログは、がんと闘いながら、子育てをしてきた私の記録です。 がん闘病記ではありません。
参考になるかはわかりませんが、私がこの十数年をどう過ごしてきたか、何を考えて生きてきたかについて記していきたいと思っています。
がんと闘いながら子育てをがんばっているお母さんたちに、たくさんの幸せがありますよう、
心から祈っています。