paperback -7ページ目

sakebar/2002_05_22 京の雨

担当している広告、コミュニティサイトという手段で、酒造会社の新たな魅力を
打ち出し、女性に日本酒を好きになってもらおうというテーマコンセプトが主軸。

SAKEBAR3 

 「雨の京都を傘を手にして歩くのが私は好きです。
 観光の雑踏地も雨の日ばかりは訪ねる人も少なく、清閑境を感じる事が出来ます。
 雨の京都は本当にいいです。雨に降られたと思わず、雨に恵まれたと嬉しくなります。
 雨は一切のほこりを洗い流します。寺屋根も、土塀も、森も、竹やぶも、眼が覚める
程の鮮明な色に生き返らせてくれます。

 大雨が続き、空が暗くなっている時、樹々の梢が溌溂としているのを見るのも好きです。
鴨川を横目に傘をさしたりすぼめたりして歩く楽しさ、やはり古い都ならではのものでしょうか。
 山々の青さ、雲の表情の豊かさを感じずにはいられません。雨が上がった後、水を含んだ石畳
の路地を行き、南禅寺辺りを歩くのも素晴らしい。疎水アーチの古びた煉瓦の、湿った感触を感
じながら、路傍で淙々とした水の音を聞きます。
 すがすがしい風が東山を降りていきます。」