こんばんは。

 

珍しく3日連続のブログ更新!

続いて、日曜日に行われましたJAM(鉄道模型コンベンション)の話です。

今年は鉄道模型コンテストとJAMが全く同じ日程というすごいことになってしまいました。

ですから、どちらも行ったという人もいると思うんです。

私は日曜日の午前はJAM、午後はコンテストという日程で行きました。

 

JAMの感想としては、第一感

「クオリティは昔のままだな!」

という点でした。これはとても重要な点で、コロナ禍ですが、出てくるレベルが同じでいいものがあるという事は、高校生などのジオラマの参考になったりします。ただ、残念だったのは、この日程が全くかぶって、高校生が見に行けないという事…

 

高校生などは、こちらの作品群を見ながら、どーしたらこうなるんだろうか?参考になるヒントを出展してくれているという事がいい刺激になるのです(これは大人でもそうですよね)

 

さて、個人的にここではとあるブースさんとのやり取りをご紹介。

ご本人に許可を取っていないので、どこというのはやめておきます。

このブースさんは私と同じで紙でジオラマを作っているというブースさんです。お会いした時にはすこしお疲れ気味になっていて、落ち込まれている感じでした。

 

私はいたくわかること、それは「理解されない」

これ、ペーパーで作る人のあるあるなんですよね~。

 

JAMに出る方々は基本的には「趣味」を発表やアピールする場だと思うのです。

以前から言っているのですが、趣味はどんなことをやってもいいと思うんです。逆に言えば、

押し付けることがなければ、興味がないことがあってもいいと思うんです。逆にすごく興味のあることばかり作っている人もいると思うんです。

 

それを前提にしたうえなのですが、紙でジオラマを作るというのは、会場の中でも珍しい存在。珍しいという事は、まだ深みのない分野だと思うんです。 また、私が世界でいまだ一人しかいない感じもそうです(笑

最近の可能性に気付いたり、道具(レーザー加工機)などもあり、増えていますよね。

ですが、他の方とちょっと違うのは、私はケント紙がメインで、しかもそんなに厚みのない紙を使い、構造力学を使いながら作る。そして大きいもの好きなので、手でカットすることが多い。

となると、大物を紙で作る人ってかなり少ない。

 

このブースでは紙製の大作がありました。ですから、こんなことをしている人って、日本に数人、多くて十数人。

まだ、深いテクニックなど備わっているわけないんです。*私も常に試行錯誤で技術習得してますし

3Dプリンターもユーザーが多いから技術革新や情報交換ができ、材料も開発され、値段も手ごろに汎用化されます。

深くなるわけです。

一方、紙の模型は十数人だから、難しい。したがって、まだまだ技術革新の可能性があるのです。

 

また、これはコンテストとJAMではかなりの色の違いを感じた部分がもう一つあります。

それは、

コンテスト→実在する場所をモチーフにしているものが多く、紙を使っている作品が多い

JAM→実在する場所ではないものも多く、紙で作っている作品は少な目

 

なんです。

という事は、紙で作っている作品という点では、コンテストのほうが多いんです。ではこの高校生たちはどうやって参考にしているのか?それは過去の先輩の伝承や、大崎高校の作例。時には私のブログなんかを参考にしているのかなと推測します。

 

ですから、紙のジオラマについては大人の作例って参考になっていない可能性があるんです。そんななか、可能性を探っている大人がいるって、素晴らしい存在だと思いませんか?

(気分を害すつもりで書いてはいませんが)「作り方悩んだり、歪んじゃったりするんだよなぁ~。どうやったらかっこよく作れんだろうね~♪」なんて大人が言ってくれたら、高校生には頼もしい先輩だと思うんです。

 

ですから、今後も続けてもらいたいなぁ~って思いますし、そのうち私もJAMとかに再び出てみたいなぁ~なんて思っています。*その昔、東海道線好きな子と一緒に東海道線の橋梁2種だけで出展してくれ、そのお手伝いをしたことがあります。

もし出るときは、久しぶりに私といえばと言ってくれる人も多い

 

余部橋梁とか出そうかなぁ~ なんて想像してみました。

あ、でも只見川第一橋梁もいいなぁ~。橋梁ばっかり作っていたあの頃が懐かしいなと思う今日この頃でした~

 

では!

 

*隠していましたが、実は細々とtwitterやっておりました~
kami景色(げしき) ”紙を使って街や構造物をジオラマにする7人”
↑良かったら覗いてくださいね~

まだまだお家で過ごすことが多いはず!
こんな時だから、ペーパージオラマやってみませんか?
みんなが手を止めているとき、ここがチャンス!
テレワークの合間に、お勉強の息抜きに、お子さんの知育養成・コンタクトするツールに!
日本屈指のテクニックをここでゲットしましょう!そして、
素敵なジオラマの世界をペーパーを使って楽しみませんか?

幼稚園から高校生まで、教育機関の皆さま、指導依頼お受けしております。
「一応」それなりの成果も出しているので、「一応」それなりの指導ができると思います(笑

ご興味のある高校や大学の鉄研や生徒さん。学校関係者さま、ご連絡おまちしております↓
http://fturn.web.fc2.com

こんばんは。

 

8月も後半となっているけど、なかなか涼しくならないですね…私が子供のころに比べたら感覚的にもやはり夏は暑くなっています。

 

さて、8月のペーパージオラマの話題を書かせていただいているこのブログですが、続いては鉄道模型コンテストついて思ったことなどを書かせていただきます。

 

ご存じの通り、私は高等学校鉄道模型コンテストに参加している学校さんにペーパージオラマを指導していて、実際にその名前の部活すら存在するという状況ですよね(笑

 

さて、私としては今年の上位入賞の作品がどうとかこうとか言っても、私の指導実績にはならないので、その辺は触れませんし、これと言って意見はありません(笑

だって、そこ感想言ってもお金に評価されるわけじゃないんだもの♪

なので、大崎高校ペーパージオラマ部を中心に。

さて、大崎高校ペーパージオラマ部は、鉄道模型コンテストでは上位入賞は比較的常連と言っていいと思います。

ファンの方々もいらっしゃいます。 大変ありがたく思います。
さて、今年の成績は…見ていただいた方もいると思いますが… といった感じでしたよね。
 
これも前回の記事で書いた際に触れた「種を蒔くから花が咲く」というところに関わっていると思います。

ペーパージオラマ部では、基本的に鉄道ファンって積極的に呼び込みをかけていません。

部員のほとんどが鉄道があまり興味のない子で構成され、女子が部長になることが多いなど非常に珍しい部活だと思います。

これは、鉄道模型ジオラマは別に鉄道に元々から詳しくなくても、最終的にしっかり詳しくなって説明できるようになればいい。という発想になっています。

要は、「ジオラマを通じて、作ったところの歴史や地理など様々な学術的な部分を学んでほしい」

という事になっています。

したがって、これは他校さんからしたら「え?」となるのかもしれませんが、指導者として私は部員にいつも言うのですが、

「鉄道模型コンテストで1位を取らなくてよい。 コンテストの作品の中で、一番印象に残り、説明したら人だかりになるような作品を作りなさい」

 

大崎のジオラマの特徴は大きく3つあると思います。

1、ジオラマのほとんどを紙で作りかつ、実際にある場所を的確に再現する作風

2、歴史的・地理的背景をしっかりと調べたり学んだりすることにより、説明に深みのある内容が話せ、作品の説明が濃い

3、鉄道に興味のない子たちが多く、女子が多い構成をしている

 

極論を言いますと

他校がどんなものを作ってこようが、大崎高校らしさがその年出ていれば、成績が何であろうと「今年は勝ち」

という感じになります。

 

しかし、今年はどうだったでしょうか。 いつもより「大崎らしさ」ってなかったと思うんです。
これが成績につながらなかった部分であり、楽しみにしていた皆さんにはちょっと残念な内容に。
 
ちょっと薄情な言い方になりますが、私は指導者ですが、基本的には放任主義です。*私と絡むとよくわかると思いますが(笑

だって、第二のペーパージオラマ作家を作ることを求められているのではなく、ジオラマ制作通した部活動で、部員が成長すること に対して指導を求められているのだと思っています。

 

ですから、部員の皆さんがどのようにしたいのかという事を態度や接し方を通じて判断をし、OBたちと意見を調整しながら教える形をしています。 だから、裏切りも平気でします(笑

 

今年の3年生たちは、自分たちで色々やっていくというスタイルを選択しました。

それはそれで大変すばらしい事です。 そしてそのチョイス自体は悪い選択ではないと思います。

ですが、それと同時に自分たちで色々分析して作品作りをしていくという険しい道のりがあるわけです。

 

大会ではどんな作品が出てくるのか? どんな作品が上位入賞になっているのか? 大崎高校の過去作の評価は?

そして、大崎高校の強みは?

これを自己で答えを出し、出せなさそうならば、OBや私などにアドバイスを求める。

 

ですが、どうやらこの部分について結果が出てなかったと思うんです。

思い出すと、OBから「日程間に合うのか確認してるのか?」「テーマがぶれてないか確認しているのか?」といったヒントは部活最後にコメントされていましたね。 これをスルーしたり、重要視しなかった…

 

そして、3年生は歴代の先輩がそのようなアドバイスしながら伝授するという種を蒔いていたことに気が付かなかった…

という事なのかもしれません。

 

大崎らしさ。これは、素晴らしい資産だと思うんです。名前を言わなくても、説明しなくても

「この作品は大崎の作品」「過去数年の作品を覚えていてもらえる」

これは最優秀賞以上の評価だと思いませんか? 150作以上あるのにです。

 

そこには技術や想いを伝授するという種を毎年先輩方が蒔いてくれ、そこでできた新しい種を下の代へつなぐ。

「1発でどこの学校が作った作品か認識される唯一無二の作品 それがペーパージオラマ部の作品」

これが我々が目指すところなんだろうなと思っています。

 

*実際、私がアドバイスを入れているときの作品は、一発でわかると先生方に言われたことがあります(どうやら私の作風に似てるらしい)これは、ペーパージオラマ作家としてはうれしい事です。 だって、私らしさが出ていて、自分で教えてる言わなくてもわかってくれるんだもの。

 

今年は上手く作ることができなかったのかもしれない。ですが、私としては今回で引退する世代はジオラマで食べていくつもりはないのだから、今回の成績や失敗を受験やその後の人生に生かしてくれたら、それは指導が成功したと思います。

 

アドバイスを受ける、一度立ち止まる、考えてから行動する、時には無駄だと思っても実行することも必要

この辺を理解してもらえたらと思います。

また、失敗をしたという事についても、いい方向へ導く種を下の世代につないでもらいたいと思います。

 

ペーパージオラマはこのように技術や想いといったノウハウがとても重要です。難しい事ではないんですが、伝承をすることが大事。 過去にペーパージオラマを学んだ学校さんが今年も作品を出していました。ですが、作品の出来全体が下がっている学校さんもありました。 それはもしかするとコロナなどで種を蒔き損ねた世代があったのかもしれません。

 

紙でジオラマを作るという事を考えている高校生、大学生の皆さん。 紙は手軽です。ですが、それゆえにノウハウって必要です。 私はそれを少なくても皆さんよりは知っていますし、伝授するのも嫌ではありません。

 

来年も紙で作り、上位入賞やいい作品を作りたい!と思ってる皆さんは、来年は大崎に阻まれ、150校近くに埋没するのが嫌だ!と思われましたら、 何か手立てを考えてみてはいかがでしょうか。

 

なお、ペーパージオラマ作家さんは指導するのはウェルカムですから、ぜひご検討ください♪

久しぶりに長文だった…

では!

 

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こんばんは。

夏休みもいよいよ後半…宿題大丈夫でしょうか?

 

今回は、今年の夏休みは素晴らしいことがありすぎる夏でした。様々あるので、数回に分けてご紹介したいと思います。

まずは、気になっている人も多いであろう「ロマンスカーミュージアムでのワークショップの件を教えろよ~!」から。

 

突如、この無名な作家がそんなわけがないのに、すごいところでワークショップをすることになり、驚いた皆さんもいると思います。

 

もう一度、どんな内容だったかというと↓

 

 

8月1週から3週の土曜日、日曜日にロマンスカーミュージアムにてペーパージオラマのワークショップをやらせていただきました。(このイベントは終了しております)

 

作るものは、ロマンスカーミュージアムがあります海老名駅です。

よく見てもらうと、小田急さんのロゴなどもある特別仕様!

今回特別に小田急さんにご協力いただいて、ロゴ使用許可をいただいたんです!すごいですよね。

 

さて、このイベント、まぐれ当たりでできたように見えるかもしれません。

 

今回のこのイベントと、それから次回以降書かせていただくほかのイベント(高校ジオラマコンテスト)もそうだと思うのですが、共通点は種を蒔き続ける重要性だと思うのです。

 

このイベントは実はコロナ前までさかのぼるのですが、種を蒔いていたものが芽が出たものなんです。

今回やらせていただいたkami景色という団体(twitterやってるからよかったら見てね♪)はメンバーが高校や大学生時代から品川区の児童センターを中心にボランティアや地域貢献活動をしていた子たちなのです。この時に児童センターで子供たちや地域の人たちと楽しみながら貢献活動することが楽しいという種を蒔き、そして芽が出た状態→それがkami景色という団体なのです。

 

そしてその子たちが、地域貢献を少し広げて行った、箱根登山鉄道さんへのペーパージオラマを使った募金活動が、小田急さんに知っていただくことになり、「地域貢献」×「ペーパージオラマというコンテンツ」としてこのような機会をいただいたのです。

努力という事でもないけど、種を蒔いたら水や肥料を与える作業って、近年は無駄と思われて誰もやりたがりません。
そして周りは答えの部分ばかりを欲しがりがち。
常に芽が出るとは限りません。ですが、種を蒔かないと芽は出ないのは間違いない。
このワークショップはできた実を刈り取っただけではありません。
 
第2のkami景色メンバーを作る為の種を蒔くため、高校生・大学生にボランティアに入ってもらい、楽しみながら感謝される地域貢献活動があるという事を知ってもらい、新しい芽を出してもらいたいと考えております。
 
今回は小田急電鉄さん並びにロマンスカーミュージアムさんという私には過分すぎるほどの場所や会社さんにご協力いただき、無事に終了しました。
そして、次回以降もこのようなことがあったらいいなと思っていますが、それと共に地域貢献を気軽に行う人材という芽や花をつけるために種を蒔いていこうと思います。
 
そして、それだけでは終わらないのが、この売れない世界でたった一人の作家さん(笑
こんなこともできますよ~ という作品方向の種も蒔いております♪
 
という事で、よく質問になる
「作家さんはなぜ種をガンガン蒔き続けるのか?」という一つの答えのご紹介でした~!
 
では!
 
*隠していましたが、実は細々とtwitterやっておりました~
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↑良かったら覗いてくださいね~

まだまだお家で過ごすことが多いはず!
こんな時だから、ペーパージオラマやってみませんか?
みんなが手を止めているとき、ここがチャンス!
テレワークの合間に、お勉強の息抜きに、お子さんの知育養成・コンタクトするツールに!
日本屈指のテクニックをここでゲットしましょう!そして、
素敵なジオラマの世界をペーパーを使って楽しみませんか?

幼稚園から高校生まで、教育機関の皆さま、指導依頼お受けしております。
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