40w1d 前駆陣痛 | パパスケの妊婦ママチュウ観察記

パパスケの妊婦ママチュウ観察記

2年間の不妊治療を経て妻が妊娠。
出産予定日2020年春。夫による記録です。

昨日は立ち会い禁止が決まり、さんざん泣いていた妻ママチュウ。

 

が、一晩経った今朝。

 

「ま、決まったものは仕方ないよ」

 

妙にけろりとした表情のママチュウだ。

 

はて?

 

 

 

さらに、トイレに入ったあと「破水かもしれない」と。

 

それでも落ち着いた様子で病院に電話し、指示をあおぐ。

 

ちょうど午後に検診があったため、そこで診てもらうことに。

 

あくまで平然と、慌てふためくこともなく。

 

「ねーチビチュウ。楽しいお産にしようね」と、穏やかな笑顔。

 

個室を希望していたが、いっそ大部屋にしようか、

 

なんと、いっそ無痛分娩もやめて自然分娩にしようかなどとまで言う。

 

なんともたくましい表情のママチュウだ。

 

うーむ、母は強し。

 

 

 

で、診てもらうとそれは破水ではなくおしるしの一種だったらしい。

 

「もうすぐ陣痛が来ることもありえますよ」と先生の予言。

 

結局、ひとまず家に帰ってきた、その夜だった。

 

ママチュウの顔は、途端にシリアスなものとなる。

 

不規則に、大体30秒間くらいの前駆陣痛がきたのだ。

 

 

 

「ふしゅー!ふしゅー!」

 

ひょっとこの口で、必死に呼吸法をするママチュウ。

 

前駆陣痛とはいえ、これでもとても痛いらしい……。

 

ようやく収まると、ママチュウは僕に向き直り、

 

「ふう、こりゃ無理だ。ああ、無痛分娩で良かった」

 

ものすごくさわやかな表情で前言を華麗に撤回した。