39w6d 陣痛待ち | パパスケの妊婦ママチュウ観察記

パパスケの妊婦ママチュウ観察記

2年間の不妊治療を経て妻が妊娠。
出産予定日2020年春。夫による記録です。

妻ママチュウが揺れている。

 

心ではなく文字通り身体が、ふりふりふりと。

 

ソファで、バランスボールで、歩いていても、ゆらゆらゆら。

 

「こうやってチビチュウを下に降ろしてるのよ~」

 

アロハ~とか言いかねない揺れっぷりだ。

 

 

 

なかなか陣痛がこない。

 

おしるしと思われた血も止まってしまったらしい。

 

「ほんとに産まれるのかなあ……」

 

ママチュウがしょんぼりとおなかを見る。

 

「まあまあ、そう焦らずに……ん!?」

 

 

 

はっと、僕は気づいた。

 

その半でべそ(仮)が、本人と同じようにうつむいている。
 
もとい、へそがなんだか下向きになっているのだ。
 
かつてママチュウ博士が提唱した説、
 
「へその位置で胎児の場所が分かる」という伏線がここで回収される。
 
チビチュウは、降りてきている!

 

 

 

「そういえば胎動の種類もなんか変わった気がする」
 

前までの活発さはなく、下の方でうにょうにょしている、という。

 

こうなれば僕も信じるしかない。

 

共に揺れるのみだ。

 

アロハ・オエ。