待望のTSUTAYAの借り放題! | もはや健康ではない~ネガティブIBS日記~

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2015年2月、カプセル内視鏡の検査の結果IBSと診断。
ただ10kg近い体重減少、口内炎、痔ろう、倦怠感もあるため、クローン病の誤診の可能性高し。日々の生活と、炎症性腸疾患にまつわる話をつづります。

旧作限定ですが、TSUTAYAで借り放題が始まりましたね!
個人的に非常に嬉しいサービスだと思っています。


元々TSUTAYAの借り放題ではネット動画見放題の「TSUTAYA TV」と、DVDの宅配レンタル「TSUTAYA DISCAS」がありました。
前者は933円で、後者は1,958円(特定の枚数からは旧作限定)で利用可能だったのですが、前者は品ぞろえに難点あり、後者は価格がやや高めという欠点がありました。
(私がDISCASを利用していた2008年ごろはDISCASは同料金で、旧作限定というくくりはなく、その後は借り放題にするには料金が約2倍と改悪されていたので、上記プランもかなり優良なサービスに戻っていたといえます)



ところが、ここにきて開始された借り放題は定額価格が安く、店舗の旧作も見放題と両者の良いところどり。
素直に言って、しびれましたね。
「めしばな刑事タチバナ」風に言えば、
“お前さん、やるじゃないの!”って感じです。



今回のサービスのすごいところは複数あり、

①一度に3枚まで借りられる
②同一商品を期限なしで借りられる
③ネット動画も見られる

の3点。
例えば①は一度に二枚ずつしか借りられなかったDISCASの上位互換と言えますし、②は返却期限を気にする人のサポートと考えることができます。
延長料金を払うことが多かった人なら、費用を減らす戦略としての利用も可能です。
③は正直私にメリットは感じないのですけど、ネット動画しか利用しない層の店舗への誘因、逆に店舗利用者のネット動画への移行を兼ねていて、TSUTAYAがネット配信の覇者になる為の経営戦略としては上手いと思います。
(これについては別記事で書く予定)



もっとも現在のTSUTAYAの単品レンタル価格は100円程度。
月に10本も映画観ないよ…という人も少なくないかと思います。
なので、今回の借り放題制度の恩恵を一番に受けられるのは、海外ドラマや、アニメを見たい人ということになります。
それらを単品レンタルで借りていると費用も馬鹿にならないので、大幅なコストダウンが可能ですね。



あと定額制ゆえ、お試し借りがしやすいのは有難い。
108円と言えど、つまらなかったらやだなぁという思いは誰もが抱く思いのはず。
それが定額制だととりあえず借りてみて、つまらなければ即返却が可能です。
店頭に行くのは面倒という人もいるかと思いますが、そうした層はそもそも店頭で借りたいものを探す楽しみ方ができないタイプですし、ピンポイントで見たいものを見る動画サービスの方が向いています。



現在レンタル市場は縮小の一途を辿っています。
隙間時間を奪い合う娯楽の多様化が原因で、私もほとんど映画を見なくなりました。
ただ、こういったサービスがあるならまた映画観ようかな?と思いますし、常に映像メディアが傍にあるシチュエーションを作りだすことができます。
TSUTAYAの狙う映像娯楽への回帰は少なからず成功していると言えるでしょうね。
子供のいる家庭なんかもこうしたサービスは助かるのではないかと推測できます。



今回のサービスは場合によっては店舗のDVDがほとんど貸出中になってしまうなどリスクがないわけではありません。
しかし、ヘビーユーザーにとっては極めて魅力的なサービスであることは事実です。
また、ヘビーユーザーでないユーザーをヘビーユーザーにする潜在的な力も持っていますし、経営戦略の観点からも良く出来ているなと感心することしきりです。
TSUTAYAも閉店が続いているので、このサービスによって日本のレンタル業界が規模を維持してくれることを祈らんばかりです。
ユーザー側としては積極的に利用して、お得にメディア生活を楽しみたいものです。