プレミオのドアミラーボタンにLED照明をつける。 | パパネコのスポーツカーは楽し!

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車歴は26歳からの45年間で20台目。オートバイは引退。
自転車は1993年購入のビアンキ。乗馬もたまに。パラグライダーも経験。
乗物は全てがスポーツだ!
sportの語源「disport(気晴らし) = dis(離す)+ port(運ぶ)」
気持ちを別の所に運び去る、気持ちを解放する。

今回購入したプレミオは、夜間、ハンドル右下のドアミラーボタンが暗くて見えない。

上下左右ボタンを押そうとして、「格納ボタン」を押してしまった。

走行中ならば、かなり危険でしょう。今回は駐車場内での出来事だったからよかったものの・・・

 

そこで、青色LED照明を付けることにしました。

 

元の状態はこれ。

この写真で見る通り、昼は見える。

しかし、夜、スモールランプ点灯で透過式照明ボタンになるのは右端の「リア・フォッグランプ」と、左から2番目の「ヘッドライト角度調整」ボタンのみです。

 

左端の「コーナーポール上下ボタン」と、右から2番目のグループの「ドアミラー調整ボタン」は暗がりでは見えません。

 

そこで、そのボタンの裏の配線から「ACC電源」を取り「平形LED」を1個付けてみました。

ACC ONで点灯してみると、昼でもかなり明るい青色の光です。

これが運転席から眼に入り、眩しいくらいです。

 

そこで、位置をいろいろ変えてみました。

これが良いようです。

夜になって、どうか、・・・きちんと良い感じになりましたね。

ドア部分の各ボタンも見えるようになりました。

 

【今回使用した工具類の紹介です。】

① 内装剥がしセット

② ターミナルセット

③ ラチェットレンチセット

④ 配線コード(0.2sq)エーモン

⑤ 電源取りだしコネクター 適合コードサイズ0.50~0.85sq

⑥ フラットLED 青色 エーモン

⑦ 検電テスター

⑧ マルチメーター(マイナス部分に、検電テスターの鰐口グリップコードを挿してあります。)

⑨ ペンチ、ラジオペンチ、ニッパー

⑩ ビニールテープ黒

 

【作業のあらまし】

内装剥がしを使って、どんどん外していきます。

コネクター部は指で押せば外れます。

ちょっとした突起はマイナスドライバーの先で押します。

この裏側のコネクター部(H34)からACC電源の青白線を見つけ、

電源取りだしコネクター(赤色)を噛ませたところ。

 

 

下の小物入れや、カバーなどをどんどん外します。

 

ここに見える樹脂製のボルトを外します。

 

延長棒の付いたラチェットレンチ(12mm)で取りました。

これは樹脂製のボルトカバーのようなものですから、付け戻す時は単にグイッと押し戻すだけでよいですが、外す時は回さないと外れません。

 

内張剥がしでどんどんカバーを外していきます。

黄色矢印の先に見えるボルトにアースを取るターミナルを付けてマイナス用のコードを取付けました。

(写真は取付け後)

 

プラス側の線は、ドアミラーボタンの裏のコネクター(H34コネクタ)から出ている青色+白色の2色線がACC(アクセサリー)電源ですから、

その線に上記の「工具類紹介写真」⑤番にある「電源取り出しコネクター」を噛ませて取り出しました。

 

★注意点・・・取り出し線を付ける前には、必ず「検電テスター」か「テスター」で12ボルトの電圧が出ているかどうか確かめるとよいです。

 私は、マルチメーターというテスターのマイナス部分に検電テスターの鰐口グリップコードを流用して付けて(上記、工具紹介の写真で見えます。)その鰐口を車体のボルトに噛ませてアースを取りました。

 それから、プラスの先端をコネクターの青白線(H34の8番から出ているところ)の穴に挿して確かめました。こうするとテスターで調べるのに楽です。

 検電テスターで調べるだけでもよいですが、念のためにボルト電圧も見てみたのです。

 

 

 

《今回の反省点》

電源をACCから取りましたが、これだと昼も点灯してしまうので、

改良するとすれば、「スモールランプ点灯ボタン」の電源から取る方が良いかも知れません。

時間があったら、次回試してみようと思います。

 その時にはまたご紹介しようかと思っています。

 

《随想あれこれ》

 この作業は、ドアミラー格納ボタンが暗くて見えないのでやむなく行ったものです。

 つまり、これまで所有したことのある他の18種の車にはこういうことをしなかったので、トヨタ特有の問題なのではないかと感じたのです。

 

 これはトヨタのデザイン部の問題に帰着するのではないか。と、思いました。

 

 夜暗くて見えないボタンについて、なぜデザイン段階で気づかないのか・・・ですね。

 

 コストを下げるためでしょうか。もしそうだとすれば、そのボタン位置とか、押しやすいデザインとかでクリアできるはずですね。

 走行中にドアミラーが格納されてしまったら、かなり困ります。

 

 工業デザインが、「人間工学」に裏打ちされていないとすれば、その辺はシステム全体の見直しも必要でしょう。

 デザインのためのデザインでなく、「人間のための」デザインを先ず先頭に持って来る必要があるでしょう。

 

 そんなことを感じながら、作業をしていました。

 

 ただ、メルセデスやBMWの時には、全てが整っていて何もやることがなく、「有り難く使わせて貰います」的なところがちょっと問題ではあったので、

 それに較べれば、「かなり楽しい車いじり」でありましたよ。

 そういう楽しみをわざわざ与えてくれるためのデザインだと、一応良い方にとっておきたいと思います。

 何しろ、新車価格が輸入車の3分の1から2分の1でありながら、世界一の品質を誇る国産車群ですからね。特にトヨタは長持ちがして、コスパが優れていると思いますよ。

 

 ここで、一服お茶でも飲みますか。

読んで頂きまして有り難うございました。

お茶お茶チュー