今回購入したプレミオは、夜間、ハンドル右下のドアミラーボタンが暗くて見えない。
上下左右ボタンを押そうとして、「格納ボタン」を押してしまった。
走行中ならば、かなり危険でしょう。今回は駐車場内での出来事だったからよかったものの・・・
そこで、青色LED照明を付けることにしました。
元の状態はこれ。
この写真で見る通り、昼は見える。
しかし、夜、スモールランプ点灯で透過式照明ボタンになるのは右端の「リア・フォッグランプ」と、左から2番目の「ヘッドライト角度調整」ボタンのみです。
左端の「コーナーポール上下ボタン」と、右から2番目のグループの「ドアミラー調整ボタン」は暗がりでは見えません。
そこで、そのボタンの裏の配線から「ACC電源」を取り「平形LED」を1個付けてみました。
ACC ONで点灯してみると、昼でもかなり明るい青色の光です。
これが運転席から眼に入り、眩しいくらいです。
そこで、位置をいろいろ変えてみました。
これが良いようです。
夜になって、どうか、・・・きちんと良い感じになりましたね。
ドア部分の各ボタンも見えるようになりました。
【今回使用した工具類の紹介です。】
① 内装剥がしセット
② ターミナルセット
③ ラチェットレンチセット
④ 配線コード(0.2sq)エーモン
⑤ 電源取りだしコネクター 適合コードサイズ0.50~0.85sq
⑥ フラットLED 青色 エーモン
⑦ 検電テスター
⑧ マルチメーター(マイナス部分に、検電テスターの鰐口グリップコードを挿してあります。)
⑨ ペンチ、ラジオペンチ、ニッパー
⑩ ビニールテープ黒
【作業のあらまし】
内装剥がしを使って、どんどん外していきます。
コネクター部は指で押せば外れます。
ちょっとした突起はマイナスドライバーの先で押します。
この裏側のコネクター部(H34)からACC電源の青白線を見つけ、
電源取りだしコネクター(赤色)を噛ませたところ。
下の小物入れや、カバーなどをどんどん外します。
ここに見える樹脂製のボルトを外します。
延長棒の付いたラチェットレンチ(12mm)で取りました。
これは樹脂製のボルトカバーのようなものですから、付け戻す時は単にグイッと押し戻すだけでよいですが、外す時は回さないと外れません。
内張剥がしでどんどんカバーを外していきます。
黄色矢印の先に見えるボルトにアースを取るターミナルを付けてマイナス用のコードを取付けました。
(写真は取付け後)
プラス側の線は、ドアミラーボタンの裏のコネクター(H34コネクタ)から出ている青色+白色の2色線がACC(アクセサリー)電源ですから、
その線に上記の「工具類紹介写真」⑤番にある「電源取り出しコネクター」を噛ませて取り出しました。
★注意点・・・取り出し線を付ける前には、必ず「検電テスター」か「テスター」で12ボルトの電圧が出ているかどうか確かめるとよいです。
私は、マルチメーターというテスターのマイナス部分に検電テスターの鰐口グリップコードを流用して付けて(上記、工具紹介の写真で見えます。)その鰐口を車体のボルトに噛ませてアースを取りました。
それから、プラスの先端をコネクターの青白線(H34の8番から出ているところ)の穴に挿して確かめました。こうするとテスターで調べるのに楽です。
検電テスターで調べるだけでもよいですが、念のためにボルト電圧も見てみたのです。
《今回の反省点》
電源をACCから取りましたが、これだと昼も点灯してしまうので、
改良するとすれば、「スモールランプ点灯ボタン」の電源から取る方が良いかも知れません。
時間があったら、次回試してみようと思います。
その時にはまたご紹介しようかと思っています。
《随想あれこれ》
この作業は、ドアミラー格納ボタンが暗くて見えないのでやむなく行ったものです。
つまり、これまで所有したことのある他の18種の車にはこういうことをしなかったので、トヨタ特有の問題なのではないかと感じたのです。
これはトヨタのデザイン部の問題に帰着するのではないか。と、思いました。
夜暗くて見えないボタンについて、なぜデザイン段階で気づかないのか・・・ですね。
コストを下げるためでしょうか。もしそうだとすれば、そのボタン位置とか、押しやすいデザインとかでクリアできるはずですね。
走行中にドアミラーが格納されてしまったら、かなり困ります。
工業デザインが、「人間工学」に裏打ちされていないとすれば、その辺はシステム全体の見直しも必要でしょう。
デザインのためのデザインでなく、「人間のための」デザインを先ず先頭に持って来る必要があるでしょう。
そんなことを感じながら、作業をしていました。
ただ、メルセデスやBMWの時には、全てが整っていて何もやることがなく、「有り難く使わせて貰います」的なところがちょっと問題ではあったので、
それに較べれば、「かなり楽しい車いじり」でありましたよ。
そういう楽しみをわざわざ与えてくれるためのデザインだと、一応良い方にとっておきたいと思います。
何しろ、新車価格が輸入車の3分の1から2分の1でありながら、世界一の品質を誇る国産車群ですからね。特にトヨタは長持ちがして、コスパが優れていると思いますよ。
ここで、一服お茶でも飲みますか。
読んで頂きまして有り難うございました。