小林可夢偉選手が来期F1に出られない! | パパネコのスポーツカーは楽し!

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自転車は1993年購入のビアンキ。乗馬もたまに。パラグライダーも経験。
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sportの語源「disport(気晴らし) = dis(離す)+ port(運ぶ)」
気持ちを別の所に運び去る、気持ちを解放する。

産経ニュース によれば、
(↑産経ニュースの文字をクリックすれば引用元へリンクします)

F1ドライバーの小林可夢偉が来季参戦を断念 日本人ドライバーは10年ぶり不在に

2012.12.18 13:50

とのことである。

こんな残念なことはない。

それというのも、F1は今やドライバー自身がチームにお金を持っていく必要があるからで、つまり、日本人選手なら日本の企業が資金を提供しなければ出られないのだが、日本では、どの企業も資金を提供しなかった。それで、ファンが募金をして8億円以上集めたが、不足しているのだ。

まず、第一に、企業でなく、ファンがお金を出さなければならないというのは、問題がある。

日本は戦後、車産業によって日本を敗戦から立て直し、高度経済成長まで達成した。その原動力にF1を始めとしたレースでの大活躍があったのだ。その恩恵をただ受けただけで、車文化であるレース活動への貢献を忘れ、ただ利益媒体としてだけの品物にしてしまっているならば、「近いうちに」日本の車産業は壊滅するだろう。

諸外国が、メルセデスにせよBMWにせよ、アウディにせよ、そんな下劣な守銭奴でのみ終わっているだろうか。その違いが、現在の日本の自動車メーカーの衰退の兆を示していないだろうか、と危惧しさえするのだ。

日本経済新聞で中島一貴選手が、メッセージを寄せている。やはり、かれも憤懣やる方ないのだろう。




ホンダは日本にまだ高速道路も無かった創業間もないうちから、鈴鹿サーキットを作り、F1に参戦して優勝した。そのことが欧米に大きな衝撃を与え、車が売れた。本田宗一郎は車を儲けの品物とだけ考えていたとは思えない。かれは日本を一流の先進文化国となすために作業をしていたのだと確信する。

 そういうものであったのだ。車産業というものは。車産業はレースも含めて、文化であり、人間の大事なものの一つであるはずだ。それによって大きくなった企業群が、小林可夢偉ひとりを守れないなら、本当に淋しい国であるということになる。


パパネコ先生のスポーツカーは楽し!-hondaF1とHVのインサイト
ホンダが1967年F1二勝目をあげたマシンRA300#14(右)と最近のHVインサイト(左)。


豊田さん、ホンダさん、三菱さん、経営困難かもしれないけれども、可夢偉は日本の宝だから、みんなで資金を出してやって、欧米に白い目で見られないようにしてくれませんかね。

文化一流国家でしょう?日本は。文化は守らなきゃ。

欧米の奴隷じゃないんだから。日本人が胸を張って生きていることを示してやらなくては。

いろんな災害や、経済状態にもめげず、世界に文化の一流を示してやってくれませんかね。

叫びプンプンむかっ!!