愛犬ハチベエ逝く  | 噺処『きらく屋』

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‘KOHARU日和’な日常を書き綴ってゆきます♪
 喜楽に!気楽に!おつきあいいただけたら嬉しいです〜♪

実家の愛犬

私がまだ嫁ぐ前からの家族。



ハチベエは


全然ミニチュアサイズじゃない

ミニチュアシュナウザーで

(子犬の頃から規格外のデカさだった)


毛の色はシルバー。

本当にキレイな銀色で

今日、亡くなるこの時まで

ツヤツヤの銀色だった。


2007年に

17歳でこの世を去ったドンベエ とは

良き相棒だった。


ちゃっかりドンベエ

    &

うっかりハチベエ


本当にナイスコンビだった。


噺処『きらく屋』

  (↑ハチベエ   ↑ドンベエ)



ハチベエは

享年:17歳3ヶ月。


ドンベエよりも二ヶ月長く生きた。


犬は

16歳で人間年齢の100歳と言うから

ドンもハチも100歳超えていたわけで

大往生・・だよね・・・。


ハチは

お腹に大きなガンを抱えたまま

手術しないとあとどれだけもつか・・と

病院で言われたのは10年以上前。

結局手術はしないまま

あれから10年以上、

元気に生きた。


大好きなお肉もガツガツ食べた。

ゆでささみも

先週まで食べていた。


アタシの父上が在宅介護になってから

いつも父のベッドの下に寝て

父と母に寄り添っていた。

大好きな父と母と

毎日一日中ずーっと一緒にいられた。


彼は幸せだったと

幸せに生ききった!と

そう信じたい。


ヨボヨボのおじいちゃんになって

数年経つが

足腰もしっかりしていたし、走れた。

排泄の方もずっとバッチリで

失敗なんてゼロだった。


急に立てなくなったのは1週間前。


寝たきりになっても

私が行くと目をあけて

短い尻尾をピコピコ振ってくれた。


昔から

耳の後ろから首にかけて

なでてやると喜ぶ子だったから

長い時間なでてやると

気持ち良いなァと言うように

顔をちょっと動かしたりした。


今日、母と電話をしている最中に

「ハチ?あれ?

 ハッちゃんがなんか言ってる・・」

と電話が切れた。

そして

1分も経たないうちに

「ハッちゃん、今逝ったわ・・」と

母から涙声の電話があった。


最期に2回、

口を動かしたらしい。


もしかしたら、

さようなら・・と

ありがとう・・だったのかな、なんて。


私は、電話を受けて

息子二人と一緒に

すぐさま祖父母宅へ・・・


ハチベエと初めて出会った日は

奇しくも17年前の明日(3月8日)。


私がイタリア旅行している間に

家族の仲間入りしていたハチベエ。

帰国したら・・

増えていた家族にとにかく驚いた。


あの日からのあらゆる場面が

走馬灯のように蘇る・・・


1週間前に、覚悟はしていたが

本当にその時が来たんだと思ったら

もう涙が止まらなかった。


晩年、ヨボヨボになって

チャームポイントの

パッチリお目目も小さくなってしまっていたが

もうひとつのチャームポイント

長~いまつ毛は最期まで健在だった。


ハチベエの目は

穏やかに閉じていて

幸せそうな顔をしていた。


17年間

本当に楽しかったよ。

向こうへ行っても

ドンベエが待っててくれるだろうから

寂しくないよね・・

ハッちゃん、

本当にありがとう。

バイバイ。


今日は実家でお通夜。

ハチベエの武勇伝をみんなで語りあった。


合掌。


噺処『きらく屋』
(若かりし頃のハチベエ)