やっと母と電話がつながって話してみると、案の定すごく心配していたので、(”死んでるかと思った。”と言っていた。)
フェイスブックのメッセージ欄に日本語で”わたしは大丈夫です。”とタイプした。
それから、こちら在住の友人の日本人ピアニストに電話して安否を尋ねた。
(彼女が住んでいるのは被害が大きかったと言われるダウンタウンなので心配していた。)
浸水などは無かったけれど、ハリケーン以来電気が止まっていて、いつから復旧されるかのメドもたってないという。
地域によってはそのように夜も明かりが消え、ゴーストタウンのようになった店での略奪事件などもあったらしい。
もちろんインターネットも使えないから、私が電話したときは公共の施設、ニューヨーク市立大学のとあるキャンパスのインターネット設備でネットをチェックしている所だった。
(わたしは幸いにもそのような事も無く、電気もずっと使えたし、暴風雨の一夜以外は、近所もずっとふつうの外観を保っている。)
だから外出して夕方帰宅するとき,近所がまっくらで怖いのだそうだ。
”気をつけてねー、お湯とかは出る?”と言ったらそのへんはだいじょうぶだそうだ。
一緒にお茶などできればいいけど、いつもの生活の脚である地下鉄は,彼女のいる地域まで走っていない。
マンハッタン全体で言えば,私のすむアップタウンからミッドタウンまで、せいぜい半分くらいが復旧され、運行しているけど、それから南はまだクローズされたまま。
今までみたく気軽に短時間で落ち合えない。
バスは運行しているけど、遅いし、たぶん混雑が予想されるだろう。マンハッタン内で移動するならまだしも、ブルックリンなど遠方に仕事に行くときは、
緊急に用意された連絡便のバスや、路線変更した電車のラインをのりついで、通常の時間の1.5倍から2倍くらいの時間を想定して行かなければならない。
夕方はロサンジェルスから先週ニューヨークに移住して来たサンドラと合流。まだずっとすめるアパートが見つからず、知人のアパートのリビングに借り住い状態。
質素にふたりでミッドタウンのシアター街にあったピザ屋に入って、ワンスライスだけたのんで長時間ガールトークしてしまった。
彼女のこれからの夢とか、わたしのプランとか、いろいろ。家族の話も。(ガールトークらしき殿方の話はなかった。)
真面目なトークになってしまった。
一致していたのはもっと曲をかいて発表しなければ,ということ。
(彼女も作曲する)
おしゃれなカフェやレストランといきたいけど、彼女はまだ住いも仕事も見つかってないし、わたしはこのところの自宅待機の結果、次の音楽教室のお給料ががくーと減るのは予想できる。
よって、質素なガールズナイト・アウト。