みなさんは、なにか、マイブームというか、はまっていることは
ありますか? わたしは、”英流” です。
これは、わたしの造語でして、日本で(特に女性の間で)はやってるらしい
”韓流”をもじったものです。イギリス発の映画やドラマのDVDを観たり、
(私は、イギリスのNHKとよく称される BBCの物などが好きです。)
英国文学を愛読したり、時にはアフタヌーンティーをたしなんだり、
要するに、英国趣味にひたることですね。
きっかけは、というと、二年前に当時イギリス駐在していた
いとこの家を訪ねてから、すっかりロンドンに”Fall in love"
したことです。ただ、思い返してみると、この”英国熱”には
長ーい潜伏期間があったようです。
こどものころ、図書館で借りて読みふけった本は、
イギリス作家の物が多かったし、
(”たのしい川辺” Wind in the willow とか)
人生ではじめてできた”外国人”の友達は、ロンドン出身の
英国女性だったし、大人になってから英語の勉強のために
読んだ洋書はほとんど、イギリス系だったし、
この人素敵!と思った映画監督や俳優はみーんな
イギリス人だったし。大学院で初めて書いた歌曲は
ジョン キーツの詩をそのまま借用したし。
意識して選んだわけではないのですけどね。
なぜこんなにも惹かれるのか?
自分で出した結論:”前世(のひとつ)が、イギリス人だったから。”
(なんちゃって仏教徒なものですから、すぐこいういう方向に展開するんですな。)
確かに、イギリスの町並みを(うまれて初めて)歩いたときには、
懐かしさのようなものまで感じましたよ。
知人のアメリカ人女性によると、日本とイギリスとはずいぶん
共通点があるそうです。性格が内向的でシャイな人が多い事、
直接的な言い方を好まない所、ロイヤルファイミリーがいること、
島国であること、等々。
彼女が昔読んだ比較文化に関する本では、イギリスと日本は(文化的に)
近いベクトルにおかれていて、方やアメリカと日本はベクトルの
両極。つまり、真逆な文化。(Yes, indeed!!) おもしろそうな
本なので、今度彼女に会う事があれば、正確なタイトルなど
聞いておこうと思います。たしかに、日本人の方にも、この
日本とイギリスとの親和性というふうな事は聞いた事があるような気がします。
でも、個人的な印象では、日本の片思いでは?と思ってしまうのですが。
イギリスの方からも ”私たちの文化、波長が同じよね、気が合うわよね。”と
熱いまなざしを送ってくれたりするのでしょうか?
イギリス在住の方にお訊きしたいところです。