ピアノを教えていると、生徒によっては、或る程度、西洋音楽史に触れる必要があります。
”メヌエット”もその重要なカテゴリーのうちの一つ。
メヌエット:三拍子のダンス音楽で、17~18世紀にかけてヨーロッパの上流階級で
広まった。
現在、メヌエットが踊られるのは(コスチュームプレイとかの劇中でない限り)めったにないのでは
ないでしょうか。そのかわり音楽は残って、クラシックのコンサートで演奏されることもまれではありません。古典派の作曲家でチャーミングなメヌエットでも有名なハイドンはなんと、アメリカ合衆国、初代大統領のジョージ ワシントンと同い年生まれ。(1732)
ソースの記憶は曖昧ですが、あるドキュメンタリー映画によると、ワシントンはメヌエットを踊るのが
とっても上手で、舞踏会では、彼のメヌエットのパートナーとなるため、
ご婦人達が列をなしたとか。
ハイドンの作曲したメヌエットで、ワシントンが踊った事があったりして、うーん、ありえるかも。
メヌエット、という様式に親しみをもってもらうため、こネタとしてこのエピソードを
アメリカ生まれの生徒に話すと、たいてい大受けします。
ワシントンて、軍人の厳格なイメージがあっから、すごく意外なのだそうです。
”踊る男だったとはっ”
そういえば、ワシントンの肖像画を遠目からみると、いつもハイドンの肖像と、勘違いしていた
わたし。まんざら、とんちんかんな間違いではなかったかも。
同じ時代の人たちだから、同じような、ヘアスタイル、ファッションですもの。そのうえ、
同い年。