原住民と芸術家のコラボ作品 | いろいろあるけど、やっぱり台湾

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下町グルメ、南国フルーツ、親日家の人たち、
繁体字の中国語、連日の雨、中国との微妙な関係…

わかったようで、よくわからない。
だから、やっぱり台湾はおもしろい!


台湾には、中国から渡って来た漢民族以外に、古くから現地で暮らして来た原住民の人たちもいます。

台湾の文化は、そういった人たちが伝統的に受け継いできたものからも影響を受けているのです。でも、その伝統を守ることと、原住民の人たちやその周辺地域が経済的に豊かになることとのバランスを、どうやってとっていけばよいのか。そこには、中国の少数民族政策とは違った難しさもあるようです。

今日は、そういった背景の中で創り出された、原住民と芸術家とのコラボ作品の話題を、日中対訳でお届けします枝豆





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潭南部落
潭南集落


不知道大家對於台灣的原住民有多少了解呢?今天來介紹在南投縣信義鄉的布農族「潭南部落」吧!
みなさんは、台湾の原住民について、どれくらいご存じでしょうか?今日はプノン族が暮らす南投県信義郷の「潭南集落」をご紹介しますね。

這裡因為地處較偏遠,範圍不大,所以居民不多,部落內的潭南國小學生也只有幾十個人。
街中から離れた不便な場所にある狭い地域のため、住んでいる人も少なく、集落内の潭南小学校には児童が十数人しかいません。


在2015年,結合各國藝術家的國際知名彩繪藝術團體「POW!WOW!」到此部落將校園及民宅各處的牆面當作畫布,畫了許多非常有特色的彩繪壁畫。
その集落に、2015年、彩色アートの芸術家が集まる国際的な団体として有名な「POW! WOW!」がやってきました。そして、集落内の学校や住宅の壁をキャンバスに見立て、個性的でカラフルな絵をたくさん描いたのです。


壁畫圖案也結合了布農族的傳統圖騰和百步蛇及貓頭鷹傳說等等,把原住民傳統文化融入街頭塗鴉藝術中,十分新穎!
プノン族に伝わる象徴的なモチーフに、百歩蛇やフクロウ伝説などを組み合わせた斬新なデザインは、原住民の伝統文化を街中の落書き芸術の中に融合させたものと言えるでしょう。



除了藝術家的創作外,這次活動更邀請潭南國小全校師生一起共同參與創作,讓這些彩色壁畫更別具意義。
芸術家だけではなく、潭南小学校の全校児童と教師も一緒になって作品を作ったことで、このカラフルな壁画には、また違った意味の価値が生まれたのです。
 


(布農族的射日傳說)(プノン族の射日神話) 

(布農族中的貓頭鷹代表送子鳥)
(プノン族にとって「赤ちゃんを運ぶ鳥」を意味するフクロウ)

  

 (百步蛇)(百歩蛇)