部原の廃隧道-杉ノ谷第三隧道(仮) | 道にあるちょっと古いもの

道にあるちょっと古いもの

トンネルや橋など、ちょっと古めの道路構造物を訪ねた記録

【名称】不明
【所在地】勝浦市部原
【竣工】不明
【延長】約20m(目測)
【幅員】約3m(目測)
【高さ】約3m(目測)

【訪問日】2019年3月31日

(前回:2013年8月18日)

 

先日、「穴と橋とあれやらこれやら」のクイックさんからメールをいただいた。

 

「おう、おっさん!最近活動してないじゃないか。どっかの穴ボコの中にでも埋まっちまったか?ざまあねぇな。ヒッヒッヒ。ところでさ、ワシ、アメブロに引っ越すことにしたんや。テメエのクズブログも一応フォローしてやっけど、あっという間に粉砕してやるから首を洗って待ってろや。ヘッヘッヘ」(←パパゲーノの脳内翻訳済)

 

今はなきYahooスポットノートで開始された「穴と橋とあれやらこれやら」だが、同サービスが終了したことからブログに移行。しかし、Yahooブログまでがまさかのサービス終了が決まり、再度の移転を強いられることとなったが、心折れる事もなく無事に引越し作業を完了、新ブログの運営を開始されたらしい。しぶといオッサンだな。

 

ということで、今後もネット上で猛威をふるい続けるであろうクイックさんに敬意を表して、当方も久しぶりに廃隧道をアップしよう(・∀・)ニヤニヤ

 

     ※     ※     ※

 

 

さて、現在地は勝浦市部原(へばら)。地図上ではコチラ(←クリック)、進行方向は南である。

 

 

50メートルほど進んで、右の道に入る。

 

 

ちなみに、これは6年前の写真。だいぶ雰囲気が変わったようだ。

 

 

今回の相棒は、拙ブログ初登場のコボコボさん。「初心者です~」と謙遜しているが、実は山歩きの猛者と思われる御仁だ (¬д¬。)ジー

 

 

これも6年前の写真。コボコボさんの写っている写真より数十メートほど手前だとは思うが、全く様子が変わってることがわかるだろう。一体なにがあったのか?

 

 

更に進むと全く見覚えのない景色が現れた(^-^; この地形の変化には心当たりがある。航空写真を見ると、この先にあった養鶏場跡が太陽光発電所になっていたのだ。おそらくその工事に伴って地形が大幅に改変されたのだろう。

 

 

現在地はココ(←クリック)。もはや、そうとは書いていないが、作業員がいたら入ってはいけないんじゃないかと思われる雰囲気。Yahooの地図を航空写真に切り替えてみればわかるのだが、数年前までは全く普通の農道だったのだが、、、(^-^;

 

ところで、写真中央のコンクリートの壁には見覚えがあるぞ!

 

 

そうだ、元養鶏場の入り口だ!見比べていただければ、6年前とどれだけ違ったのかご理解いただけることだろう。

 

 

幸いなことに、日曜日だったので、作業員はいなかった。ビクつくことはない、我々は勝浦に向かう山越えの道を歩いているだけなのだ(^-^;

 

 

あれっ、右側の土手が元々の道じゃないか(^ー^;

 

 

とうことで、道に復帰。見覚えがある風景が戻ってきた(^-^;

 

 

山に入っていく。

 

 

道は真っ直ぐ正面の尾根に向かっている。ということは当然、隧道が、、、、

 

 

ないっ!!! というか崩落して埋まってしまっているのだ(^-^;

 

もっとも、この北側坑口が埋まっているのは6年前に確認済み。当然、南側坑口も確認しなければならなかったのだが、6年前は夕闇が迫っていたために断念。その後、まきき氏と再訪する機会があったのだが、同氏にダマされて(?)、(仮称)七本隧道に誘導され、そのまま最近まで再訪することを忘れていたのだ(^-^;

 

 

崩落の頂上部分。坑口の上端がギリギリ見えているような、見えていないような。。。いずれにせよ、絶対に侵入は無理(^-^;

 

ちなみに、少なくとも10年前には、隧道はギリギリ閉塞しないで残っていた。

 

《勝浦市部原の廃隧道》 【1:古い地図帳は正しかった!】

02005 勝浦市部原の廃隧道・第一(仮称)北側090207

02005 勝浦市部原の廃隧道・第一(仮称)南側090207

↑おなじみ、変態野郎まきき氏渾身のレポート。貴重な在りし日の北側坑口が拝めるお宝写真&動画だ。

 

     ※     ※     ※

 

 

さて、グズグズしていても仕方ない。隧道の向かって右(西側)にある尾根越えの道を進む。

 

 

尾根を越えた直後。現在地はたぶんこの辺り(←クリック)。左下に隧道の先の道があると思われるのだが、ちょっと落差がありすぎる。だが、この道は隧道の旧道という訳ではなく、このまま進んでも別の方向に行ってしまうようだ。とはいえ、まきき氏の話(※前日に確認しておいた)ではこの先にもう少し楽に降りられるところがあるとのことなので、もう少し進むことに。

 

 

あまり楽ではなかったが、とりあえず降りられるところを降りてみた。降下中のコボコボさん。

 

 

現れた道を北に戻る。すぐに隧道が現れるはず。

 

 

ところが、いかにも坑口がありそうな場所がこんな状態に。。。。呆然して立ちすくむ(?)コボコボさん。南側坑口も埋まってしまったのか!?

 

諦めて南にあるはずの隧道に向かおうと思ったのだが、ちょっと違和感を感じた。もしかして、と思って崩落の先に進むと・・・

 

 

なんと、平場が復活。そして今度こそ… ( ゚д゚)ハッ!

 

 

あったよ、隧道が!

 

 

南側坑口。

 

 

更に別のアングルから。本当はもっと引いた写真を撮りたいところなのだが、これ以上さがると、路盤からスッテンコロリンと転がり落ちてしまうのだ(^-^;

 

 

南側坑口から内部を望む。当然中は真っ暗。

 

 

ライトで照らすと、閉塞地点が見えた。思ったより短い隧道だ。実は、まきき氏の記事の予習はしてこなかったのだ(^-^;

 

 

内部から見た南側坑口。

 

 

房総の素掘隧道は崩れやすいものと崩れにくいものがあるが、これは前者のようだ。

 

 

閉塞地点に到着。埋まっている区間は短いと思われるが、完全に埋まっている。

 

 

諦めかけていた隧道の訪問がかなって元気が出てきた。張り切って次に向かうことに。

 

 

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