泉水隧道跡 | 道にあるちょっと古いもの

道にあるちょっと古いもの

トンネルや橋など、ちょっと古めの道路構造物を訪ねた記録

【名称】泉水隧道
【所在地】夷隅郡大多喜町泉水
【竣工】1877(M10)年(「隧道データベース」より)
【延長】39m(同上)
【幅員】3.2m(同上)
【高さ】2.5m(同上)

【撤去】不明(1970年代半ば?)

 

 

 

2017年3月12日訪問

 

 

この日は大多喜県民の森第2駐車場(久半谷隧道東側)から出発。第1駐車場もあるのだが、そちらは16時半には封鎖されてしまうのだ。

 

 

今いるのはココ(←クリック)。いい感じのお地蔵さん、帽子を作ってもらったようだ。

 

 

道の真ん中で猫が毛繕いをしていた。

 

 

現在地はココ(←クリック)。あ、前にある探索で来たことあるぞ(^-^;

 

 

仁王門と金剛力士像は町の文化財に指定されている。

 

 

案内板。

 

 

こちらは向かって右の像。案内板によれば阿形(あぎょう)というらしい。

 

 

そして左は吽形(うんぎょう)。どちらも素人目でも見事なものと解る。

 

     ※     ※     ※

 

さて、ここから本日の本題。

 

 

県道172号大多喜里見線(おおたきさとみせん)に出て少し西進。今いるのはココ(←クリック)。この先にかつて隧道があった。

 

(この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。)

 

さて、ではまず旧版地形図の確認から。左は1947年に発行された地形図。右が現在の地形図。旧版地形図に小さな隧道の記号が記されている。ホントに隧道があったのかと心配になるような小さな表記だが、隧道データベースにも記載があった。それによれば、隧道の竣功は明治10年。これは同データベースで竣功年が記載されている隧道の中では県内最古となる。

 

 

次に航空写真で確認を。まずは、1971年10月28日に国土地理院が撮影したもの(MKT713X-C2B-12)。西側坑口らしきものも写っている。

 

 

ところが、1975年1月3日撮影のもの(CKT7414-C5C-3)になると異変が発生している。なんと、隧道上がハゲ山になっているではないか∑(゚Д゚) ひょっとしてたら、これは開削工事中の様子なのかもしれない。

 

 

そして1982年12月10日撮影のもの(KT826X-C9-5)では切り通しに。開削完了。。。

 

 

さて、現在の隧道跡。東側より。

 

 

北側の法面。

 

 

小さな凹みが。

 

 

定番の馬頭観世音。

 

 

南側の法面。かなり逆光気味(^-^;

 

 

西側より。

 

 

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