奥米の隧道跡 | 道にあるちょっと古いもの

道にあるちょっと古いもの

トンネルや橋など、ちょっと古めの道路構造物を訪ねた記録

【名称】不明
【所在地】君津市奥米
【竣工】不明
【延長】不明
【幅員】不明
【高さ】不明
【撤去】1984年~90年頃?



2016年6月11日訪問

奥米の隧道跡

君津市奥米(おくごめ)、奥米台隧道と旧奥米台隧道の北側にて。現在地はココ(←クリック) 現在ではこの隧道の先は林道三間線まで隧道がないが、かつては3本もあったのだ。今回はその中の一番北にある隧道跡を。

奥米の隧道跡
(この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。)

まずは新旧の地形図を今昔マップで比較。左は昭和57年発行の1/50000「大多喜」、右は現在の地理院地図。赤丸の中にあるのが今回の隧道(跡)だ。

奥米の隧道跡

さて、次は在りし日の隧道の姿を航空写真で。これは1975年1月23日に国土地理院によって撮影された航空写真(CKT7414-C14-29)を加工したもの。

ちなみに、このオリジナル写真の上の方に竣工直後の奥米台隧道が写っている。扁額によれば前年の3月に竣工したことになっているが、この時点では供用されていないようにも見えるのだが… そして今は完全廃道となった旧道もしっかり写っている。

奥米の隧道跡

さて、奥米台隧道の南側まで来た。隧道の先に切り通しがある。

奥米の隧道跡

奥米台隧道南の切り通し。北側より。

当日は今昔マップのプリントアウトだけを持参しての散策だったので、最初はここが隧道跡かと思った。写真もパチパチと撮りまくってしまった(^-^;

奥米の隧道跡

地図の位置と少し違うよなぁ、などと思いながら少し進むと間違いに気付いた。「あそこだったんだ」と(^-^; 現在地はココ(←クリック)

奥米の隧道跡

カーブの先で地図の位置ともピッタリ。

奥米の隧道跡

隧道跡を北側より。

奥米の隧道跡

向かって左側(東側)の法面。

奥米の隧道跡

右側(西側)の法面。

奥米の隧道跡

切り通しの中へ。

奥米の隧道跡

南側より。

     ※     ※     ※

奥米の隧道跡

ところで、隧道の開削時期だが、ここも例に漏れずはっきりとは解らない。これはやはり国土地理院が1984年8月7日に撮影したもの(KT842X-C7-14)。この時点ではまだ隧道は残っているようだ。

奥米の隧道跡

ところが、1990年7月19日に撮影されたもの(KT901X-C5-11)では隧道は消えて今の切り通しになっている。といことで、この間に隧道は開削されたようだ。



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